グルメTIPS 2016/12/19(月)

二日酔いの原因は、お酒の色に関係あり!?

ワインボトルを1本空けてしまったことを覚えてなくても、そのひどい頭痛で二日酔いになっているのは明らか。前日の夜、お酒に慣れていない人が陥りがちな、良くない飲み方をしてしまったせいかも、と後悔している人に朗報!

赤ワインの二日酔いの方がつらいと言う人がいる一方で、白ワインの酸味の方が翌日胃に来る、という人も。果たしてどちらの言い分が正しいの? そして、どちらのワインがより厄介な二日酔いを引き起こすの?

そんな悩みに最適な答えを、ある科学者が導いていた! オーストラリアのTV局「ABC」の報道によると、答えを出してくれた研究者は、オーストラリアのパースにある研究機関「ナショナル・ドラッグ・リサーチ・インスティテュート」に勤めるスティーブ・オールソップ教授だそう。教授いわく、二日酔いの程度は「コンジナー」と呼ばれる物質によって決まるという。このコンジナーとは、アルコール飲料に味や香りなどを与えている物質で、お酒の色が濃いほど多くのコンジナーを含んでいる。「ABC」によると、コンジナーは「アルコールが発酵するときに発生する有害な副産物」で二日酔いの原因になるというのだ。お酒を飲めば飲むほどコンジナーもたくさん摂取することになり、従って二日酔いもよりひどいものに。
 
そこで最初の質問、「赤ワインと白ワイン、どちらの二日酔いの方がひどい?」に戻る。このコンジナーの性質に基づけば、色の濃い赤ワインの方がひどい二日酔いになるのは明確。白ワインよりも赤ワインの方が、トラックに跳ね飛ばされたように凄まじい二日酔いをもたらす可能性が高いと言える。

photo : Getty Images

とはいえ、コンジナーがすべてを決めるわけではない、ともいう。たとえば、透明なお酒を飲んだ翌日も二日酔いになることはご存知の通り(とくにジンの二日酔いと言ったら!)。また、1晩で何種類ものお酒を飲む、短時間でたくさん飲む、といった飲み方や、アルコールを代謝するスピードなど個人的な要素も二日酔いに影響する。
 
言わずもがな、絶対に二日酔いになりたくないのなら、飲みすぎを避けるのが一番だが、お酒を十分に楽しみつつ、体への負担を軽くしたい人は色の薄いアルコールを選んでみるのも手。もちろん、合間にたくさんの水を飲むのも忘れないで!

original text : Catriona Harvey-Jenner  translation : Yoko Nagasaka 

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