リトアニアは、おいしいビールの宝庫!
2017/01/28(土)
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Butautu Manor

味もビジュアルも◎! リトアニアで最も注目のブルワリー

ヴィリニュスでビールを楽しんだら、郊外のブルワリーへ。
まずはこちら、エッジィなパッケージと洗練された味で、今リトアニアで最も注目のブルワリーのひとつ、Butautu Manor Brewery(ブタウチュ・マノア)。真っ黒の瓶にユニークなイラストが描かれたボトルがビール好きな若い世代に受けているのだとか。
まずはリトアニアの北部、ビルジャイの近くにあるゲストハウスにお邪魔した。

オーナーのダリウス・ヴィズバラスさんと奥様のスカイドラさん。仲良しカップルは仕事でもパートナー。「ブルワリーを運営しているのは僕ですが、スカイドラも実はビールを作るんですよ。しかも、賞をもらったこともあるんです。女性の力はすごい!」とダリウスさん。

ゲストハウスの外には、ホップ畑が。2016年から少しずつ自社畑のホップを使ってビール造りをしているのだそう。
この辺りにはかつてドミニク会の修道院があり、そこでビールを作っていたという歴史がある。「いずれはここに、ビールについて勉強できるセンターのようなものを作りたい」というダリウスさん。ビールを作るだけではなく、その文化と歴史を伝え、次の世代に伝えたいと意欲的だ。
「自分のビールを一言で言うと、それは、愛! かつてビールは神への捧げ物、神聖な飲み物でした。神への感謝と愛、そして身の回りの人への愛。ビールは人を幸せにし、健康にしてくれるものだから、愛を持って作らないとね!」

こちらが、ビルジャイにあるブルワリーの建物。18世紀からビールが造られていた歴史ある建物だが、戦争や後継者不在で長い間機能していなかった。2006年にダリウスさんがここを引き受け、リノベーションして再びビールを造り始めたのだという。

ブルワリーの施設そのものは見学できないが、建物の見学とテイスティングは可能。この時は、タイプの違う数種類をおつまみとのペアリングで提供してくれた。「テイスティングは、目→鼻→口、と進みます。ワインと同じですね」とスタッフのラムネさん。リトアニア流ビールのテイスティングは……
まず色を確認したら、グラスをゆっくりと2回回す。
香りを確認したら、手で蓋をしてゆっくり回し、そっと香りをかぐ。
少し口に含んで味を香りを確認したら、10秒ほどしてもう一口。そして水を飲む。
という具合なのだそうだ。
「グラスを回したり、手で蓋をすることで香りが変わってきます。ぜひ試してみてくださいね」
見学希望なら、まずは電話で確認を。少し遠いけれど、お城のような建物でゆったりとビールを味わうのは格別な体験だ。

photos : Yukako Hiramatsu  cooperation : Republic of Lithuania State Department of Tourism  special thanks : Asami Kuchio

  • ※1ユーロ=約122円(2017年1月現在)

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