カップケーキ
2005年
1999年に流行ったカクテル、コスモポリタンに続き、またしてもキャリー・ブラッドショーの影響が。『New York Times(ニューヨークタイムズ)』は2014年の記事で、「『Sex and the City(セックス・アンド・ザ・シティ)』の2000話目でキャリーとミランダは、人生と恋愛について語りながら『Magnolia Bakery(マグノリア・ベーカリー)』のおいしそうな2つのカップケーキを、上品にもぐもぐとウェスト・ビレッジ店前のベンチで頬張った。そのワンシーンで一気にブームになった」とした。あまりにもカップケーキに夢中になり、サラリーマンを辞めてカップケーキビジネスを始める人もいたとか。2003年に「Crumbs Bake Shop(クラムス・ベイク・ショップ)」、2005年に「Sprinkles Cupcake(スプリンクルズ・カップケーキ)」、2008年に「Georgetown Cupcake(ジョージタウン・カップケーキ)」、そして2009年に「Baked by Melissa(ベイクド・バイ・メリッサ)」がオープンし、同年には食専門のテレビ局「Food Network(フードネットワーク)」チャンネルの「Cupcake Wars(カップケーキ・ワーズ)」という番組も始まった。カップケーキブームは「Crumbs Bake Shop」が倒産した2014年に、終わりを迎えた。
original text : Helin Jung transtlation : Anri Tsushima photo : Getty Images