(左)80年代の構築的なシルエットが特徴的な、ジェイ・ダブリュー・アンダーソンがつくる「ロエベ」。手元の“パズル・バッグ”はエディターの間でもはや定番化しつつあるアイコンバッグに成長。 (右上)クラッチとハンドバック。どちらも持っているだけで人目を引く「エルメス」の八角形バッグはモード界で流行すること間違いなし。 (右下)「セリーヌ」の身体をボリューミィに覆う立体的フォルムのワンピース。
Photo : Imaxtree
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9.バッグもフォルムの時代
A) 新しいウィメンズのアーティスティックディレクターに、ナデージュ・ヴァネ=シビュルスキーが着任して注目されたのは「エルメス」。女性らしい視点を入れたルックもファッション業界人からはとても評判がよかったけれど、合わせたアクセサリーにも注目したいところ。“オクタゴン”バックは一瞬スクエアのフォルムに見えて8角形。絶対に流行ると思う。「ロエベ」の“パズル”もそうだけど、個性的な形のバッグが増えましたね。
M) ガーメントでもプリーツで構築的なデザインになっていた「セリーヌ」のワンピースがすごく記憶に残ってます。身体のラインにそっと寄り添う、立体的なフォルムが私には新鮮で。
K) 「ジェイ・ダブリュー・アンダーソン」も80年代に流行った、ピッって立ち上がった襟とか、肩の張ったフォルムとか思わず「懐かしい!」って思いました。子どもの頃テレビドラマで並みいるトレンディ女優たちが着てたな~って(笑)。
T) でも、それを絶妙なセンスでモダンに仕上げたところがやはり天才たる所以ですよね。
K) あと、ロンドンでは「マルベリー」のモッコモコのピンクバッグが、コロンとしていて本当にかわいくて、僕が女子なら買いますね。
T) 女子じゃなくても買っていいんじゃない? 男子のピンクって流行っているし。テディ感のあるものが今季も引き続き多いですよね。ムートンやファー自体もトレンドだけど、特性を生かしたフォルムも潮流。
K) え? そんなこと言われたら本当に買っちゃいますよ。いいんですか?
T) いいんです!
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【2015秋冬お買いものポイント】
Keiichiが妄想お買いものリストに入れている「マルベリー」のムートンバッグ。英国の伝統的&極上のムートンを仕様しているため、ぬいぐるみのように抱っこして眠りたいほど肌触り抜群。
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ニューヨーク担当Mana:モデル萌え爆発! 変な人と思われながらも果敢に接近。キアラ・フェラーニに自分の携帯を渡して「自撮りして」と依頼する剛の者。
ロンドン担当Keiichi:「バーバリー」の会場で、50㎝の距離でサム・スミスを見たら予想以上にお背が高くイケメンで一気にファンに。
ミラノ担当Tomoko:ミラノでは美味すぎるTボーンステーキを食べる機会に数多く恵まれたため、帰国後体重計が指した結果に驚愕。しばらく素食で過ごすと固く決意している。
パリ担当Aki:「エルメス」の素材使いに感動し、絶対に手に入れたいと本気で貯金を始めている編集長代理。