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(左)狂気に満ちた作品で知られるルイーズ・ブルジョワと、タペストリーを使用した彼女の作品にインスパイアされた「シモーネ ロシャ」。 (中)「シャネル」のショーは、思わずエドゥアール・マネの最後の大作「フォリー・ベルジェのバー」を重ねた人多し。 (右)ゴールドを用い煌めくような装飾的画風で知られるクリムトの恋人がアイコンとなった「ヴァレンティノ」。

Photo : Imaxtree, Aflo

6/10

6.アートとつながるストーリー性あるコレクション

K) 秋冬もアートインスピレーションの波は止まりませんね。
A) 「ヴァレンティノ」はクリムトの恋人、エミーリエ・フレーゲと、オジー・クラークの妻のセシリア・バートウェルがインスピレーション源という話。
K) 「シモーネ・ロシャ」はルイーズ・ブルジョワでした。彼女のタペストリーから着想を得たのだそう。「肝心の服が見づらい」と、皆ブーブー言うほど薄暗い会場で、ゴシックなムード満点。元ネタを知らないとファンシー路線だと思ってしまいそうなドレスも、ソースになっている彼女の作品が背景に浮かぶとおどろおどろしく見えて最高。しかも、BGMがカーペンターズですよ?! カレン・カーペンターもルイーズも母との関係性に振り回された女性。計算された裏メッセージが迫ってきて興奮しました。
T) 「シャネル」も、この風景は見覚えがあるなと思ったら、マネの最後の大作“フォリー・ベルジェのバー”を思い出しました。印象派の画家たちが日常風景をテーマに描いた作品によくある景色ですよね、ブラッスリーって。

  • 【エディターの2015年秋冬お買いものリスト】
    ロンドン担当Keiichiが目をつけたのは「シモーネ ロシャ」のメンズライクなギンガムチェックのシューズ。つま先にそっとパールがデコレートされているところがたまらない! 

「2015-16秋冬ファッショントレンド10」トップへ
  • ニューヨーク担当Mana:モデル萌え爆発! 変な人と思われながらも果敢に接近。キアラ・フェラーニに自分の携帯を渡して「自撮りして」と依頼する剛の者。

    ロンドン担当Keiichi:「バーバリー」の会場で、50㎝の距離でサム・スミスを見たら予想以上にお背が高くイケメンで一気にファンに。

    ミラノ担当Tomoko:ミラノでは美味すぎるTボーンステーキを食べる機会に数多く恵まれたため、帰国後体重計が指した結果に驚愕。しばらく素食で過ごすと固く決意している。

    パリ担当Aki:「エルメス」の素材使いに感動し、絶対に手に入れたいと本気で貯金を始めている編集長代理。

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