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(左)「アルチュザラ」の絶妙な肌見せがエロスを醸すルック。 (中央右)大胆にも男女の愛の営みをプリントした「クリストファー ケイン」のドレス。 (中央右)尼僧か寄宿舎の女性教師かといったムードのセットアップは「エルメス」から。 (右)「トム・ブラウン」はゴシックな宗教服風のドレスを発表。

Photo : Imaxtree

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3.肉体礼賛? セクシャルモードの世界へようこそ

T) 今季シースルールックが多かったですよね。ミラノだと「グッチ」「MSGM」などなどたくさん。
A)「シャネル」「ルイ・ヴィトン」「クロエ」「サンローラン」と、どのメゾンにも官能的なルックがあった。すごく薄いけれど柔軟性のあるシースルー素材やレースが多用されて、直球のセクシーというよりも、女性の身体をキレイに見せるカッティングの妙などが上品だった。かと思えばすごくパンチの効いた肌の露出があったり……。
K) ロンドンだと、「クリストファー・ケイン」は“18禁コレクション”と言ってもいいくらい、男女のまぐわい図が服の上に載っていてびっくり。映倫にモザイクかけられちゃう! って本気で心配しました(笑)。着てたらモテはしないけど、度胸があって魅力的には見えますよね。
M) 「ダイアン・フォン・ファステンバーグ」は、BGMがちょうど公開になったばかりだった『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』でした。テーマが映画と同じだったらしくて、アイコンのリップ柄のドレスが効果的でした。
T) ダイアン自身が、繰り返し「今回のコレクションは“セダクティブ(人を惹きつける)”」って言ってましたよね。“セクシー”ではなくて。「魅力は女性自身が自分に合わせて選びとることができる」っていうのは今っぽい言葉だなと。
M) 単なるセクシーって時代遅れなのかもしれないですね。
A) “セクシー”は視点が他人じゃない? だからすごく受け身。だけど、セダクティブとかセクシュアルってすごく能動的だし自由。パワーが必要なことだから。そういうインスピレーションは今の女性像に合っているんだと思った。
K) かと思えば正反対にシルエットは全身をくまなく隠した、ルックもたくさん。一瞬懐かしのテレビドラマ「女王の教室」の天海●希さんかと思いましたもん。
A) 禁欲と官能。両方とも楽しめるっていうのがウィメンズの面白いところだよね。

  • 【エディターの2015秋冬お買いものリスト】
    Manaがもう少し大人になったら着たい! と鼻息荒く選んだ「ダイアン フォン ファステンバーグ」の'70sなドレスは、ラストに登場したダイアン本人も着用。唇のイラストがセクシャルなアクセントに。 

「2015-16秋冬ファッショントレンド10」トップへ
  • ニューヨーク担当Mana:モデル萌え爆発! 変な人と思われながらも果敢に接近。キアラ・フェラーニに自分の携帯を渡して「自撮りして」と依頼する剛の者。

    ロンドン担当Keiichi:「バーバリー」の会場で、50㎝の距離でサム・スミスを見たら予想以上にお背が高くイケメンで一気にファンに。

    ミラノ担当Tomoko:ミラノでは美味すぎるTボーンステーキを食べる機会に数多く恵まれたため、帰国後体重計が指した結果に驚愕。しばらく素食で過ごすと固く決意している。

    パリ担当Aki:「エルメス」の素材使いに感動し、絶対に手に入れたいと本気で貯金を始めている編集長代理。

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