2014年設立の「サルバム」は、セレクトショップでの販売員を経験後、「ヨウジヤマモト」で7年間パタンナーとして在籍した藤田哲平氏が手掛けるメンズブランド。2015年に百貨店などのバイヤーが審査員を務める第一回「東京ファッションアワード」で受賞し、パリで2シーズンにわたり展示会を開催、高評価を得る。アマゾン ファッションウィーク東京では、真島昌利の楽曲「こんなもんじゃない」をBGMにオーバーサイズのジャケット＆パンツや、ルーズなニットを着こなしたモデルたちがランウェイを闊歩。安全ピンでニットのフォルムを変えていたり、モデルの足もとはすべて「バンズ」のスニーカーだったりと、パンキッシュなスタイリングも目を引いた。氏は同コレクションをもって第11回「DHLデザイナーアワード」を受賞したほか、「ピッティ・イマージネ・ウオモ」のゲストデザイナーにも決定。「サルバム」とはラテン語で“即興演奏”の意味。
　
□将来性　★★★
□クリエーション　★★★
□東京らしさ　★★
　
＜シトウレイさんコメント＞
何が良いってデザイナーの藤田くんのインタビューでの荒れ狂うまでのパッションが垣間見れたということ。“服を作る”、“クリエーションする”、そのことに真剣を通り越して、もはや憤りを覚えるくらい情熱を傾けていて。かっこよかったです。