“DO IT OURSELVES（自分たちでやってみよう！）”をテーマに、「ビューティフルピープル」の服を着る人が自由に味付けをして仕上げていくというコンセプトの今季コレクション。形状記憶素材のシャツドレスや、和紙を混紡した自由なシワ感のプルオーバーなど、デザインはもちろん素材に遊び心をふんだんに取り入れたアイテムが、春夏らしいクリーンで軽やかなスタイリングとして登場。デザイナーの熊切秀典氏にちなんで生まれた、ライダースジャケットを着た「くま」モチーフのバッグや、熊の足をイメージした爪付きサンダルなど、思わずクスッと笑える大人の遊び心も「ビューティフルピープル」らしさ。今季を最後に、次シーズンからパリでコレクションを発表するとのこと。完成度の高いコレクションと、恒例のチームによるバンド演奏で東京でのラストランウェイを締めくくった。
　
□将来性　★★★
□クリエーション　★★★
□インパクト　★★
　
＜シトウレイさんコメント＞
今シーズンが東京で発表する最後のショーという事で会場に入った瞬間から木材（床に貼ったフローリング。木材の組み方もデザインがあって手が混んでるんです。このディテールまで気が抜かない細かさ！！）の気持ちのいい匂いがして。そのクリーンさは「この場所での発表はいったん終了（さようなら！）」というけじめを想起させるものでした。ショーのあとの「あとは余興ですが」のデザイナー本人のライブ。コメントを何と言っていいかわからないアレなものでしたが……でもちょっと前より上達している感じがしました！