“次世代のマルジェラ”とも評され、2016年LVMHプライズでファイナリストにも選出されるなど、いま話題のパリコレクションブランド「コシェ」が、「エイチ ビューティ＆ユース」の招へいでアマゾン ファッションウィーク東京に初参加。デザイナーのクリステル・コーシェは、多くのデザイナーを輩出するロンドンの芸術大学「セントラル・セント・マーチン」を首席卒業後、「ボッテガ・ヴェネタ」や「クロエ」といったメゾンで経験を積み、2014年に「シャネル」傘下のクチュリエ工房「ルマリエ」のアーティスティックディレクターに就任するなど華々しいキャリアの持ち主。そんな彼女のコレクションは、ビッグサイズのシャツやスラックスといったストリートで愛されるアイテムに、羽根飾りやビジューの刺しゅうなどのクチュールの手仕事を施した、今までに類を見ないMIX感覚が光る。東京・原宿のとんちゃん通りで、10月にパリで発表されたばかりの2017春夏コレクションと、いま実際に店頭に並んでいる2016-17秋冬コレクションを組み合わせた、この日限りのスタイリングでルックを披露。YOONや鈴木えみなど東京を代表するファッショニスタのほか、クリステルが実際にストリートハントしたモデルたちがランウェイを歩いた。この特集でコメントを寄せてくれたシトウレイさんもモデルとしてウォーキング。
　
□芸術性　★★★
□クリエーション　★★★
□時代に合っている　★★★
　
＜シトウレイさんコメント＞
誰もがパブリックに見られるストリートでショーをやったこと、実際の街の子を使ったキャスティング、実際箱を開けてみるまで何が起こるかわからないライブ感、とても“トウキョウ”っぽさを感じました。私も今回チーム「コシェ」に参加させてもらったのですが、関わってる人たちが全員楽しんでいてそれも印象的でした。