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Photo : Osamu Kurihara(4×5)

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ハリウッドで久しぶりに“売り込む”

―どうやって今回の役を手に入れたんですか?

柴咲コウ(以下柴咲):「ハリウッド映画のオーディションがあるから、受けてみないか」と唐突に事務所から連絡があって受けたら受かって、ロンドンに打ち合わせに行きました。

 

―それまでにない、新しい体験は何かありましたか?

柴咲:オーディション自体は16-7歳まで、CMにしろ広告にしろ映画にしろ受け続けていたので、自分自身を知らない人に対して売り込むことは久しぶりの感覚でした。まぁ、久しぶりすぎてある意味“初めて”の感覚でしたし、緊張感は新鮮でした。

 

あと、やっぱり日本がどれだけきっちりしているかを感じさせられました。打ち合わせひとつとっても、場所・時間が明確じゃないですか。でも、むこうは状況に応じて変化するので驚きました。

 

―演じるという点では英語でやろうと、日本語でやろうと同じだと思うのですが、違いはありましたか?

柴咲:自分の意識としては変わらないんですけど、ネイティブではない、ナチュラルじゃないものを口から発しながら、ナチュラルに仕上げていかなければいけないというのは、自分が“自然だ”と感じるものと、見る側が“自然だ”と感じるものの違いが、本当に苦労した点です。

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  • 柴咲コウ
    1981年、東京都生まれ。1998年にデビュー。『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』『食堂かたつむり』『少林少女』での主演のほか、『大奥』『容疑者Xの献身』『舞妓Haaaan!!!』『どろろ』など話題作に多数出演。2002年には音楽活動も開始。今回の作品がハリウッドデビュー作となった。2014年は『真四谷怪談』などの公開を控えている。

  • 『47RONIN』(フォーティーセブン・ローニン)
    監督/ カール・リンシュ
    出演/キアヌ・リーブス、真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ
    字幕監修: 冲方丁 「天地明察」、「光圀伝」
    製作/ユニバーサル・ピクチャーズ
    配給/東宝東和
    TOHOシネマズ 日劇ほか全国大ヒット上映中

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