【イタリア特集】イタリア人の“憧れの地”南イタリアの楽園、プーリアへ!
2017/10/10(火)
> <

4/7

【アンドリア】大人気ブッラータの故郷でできたてを食べる!

首都バーリから北に1時間のアンドリア。この静かな田舎町に何があるのかというと……ここは日本でも人気沸騰中のチーズ、ブッラータ発祥の地! 星付きレストランもあり、豊かな食材を生かしたグルメスポットとして注目が高まっている。非常にデリケートなため、かつては北イタリアでも食べることができなかったという羨望の一品。ブッラータを筆頭にフレッシュチーズ三昧の食事はチーズ好きにはたまらない! できたてを堪能しよう。

ウマミ/Umami

イタリア各地の名店で修業を積んだ兄弟が7年前にオープン、ほどなくミシュランの星にも輝いた。アンドリア出身のシェフ、フェリーチェにとって、食べ慣れた料理からいかに新しい魅力を引き出すかが腕の見せ所。ブッラータをはじめ、キジやロバといったローカルフードがメニューに並ぶ。力強いプーリアの食材が、高いテクニックに出会う幸せを味わって!

リストランテ・ベルベリス/Ristorante Berberis

アンドリアの町中にある人気店。まずはブッラータをと思いきや、メニューにナシ。というのも地元の人たちが好んで食べるのが「ストラッチャ・エ・ラッテ」と呼ばれるブッラータの“中身”だから! 1週間は保存がきくブッラータに対し、これは数日しかもたない、まさに産地でしか味わえない究極の味。モッツァレラのパスタに、リコッタのデザートでチーズ尽くしのコースをどうぞ。

カステル・デル・モンテ/Castel del Monte

プーリアのもうひとつの世界遺産が、アンドリアの郊外にあるデル・モンテ城。これはドイツからシチリアまで、教皇領を除く全イタリアを支配した神聖ローマ皇帝フリードリッヒ2世が1240年頃作ったもの。何もない高原に突如として現れ、柱も中庭も八角形、部屋数も8と意味深なまでに幾何学的だが、何のために作られたかは謎に包まれている。6カ国語を操り、独自の憲法や貨幣システムを制定、イタリア語の基礎を作り、数学者フィボナッチを庇護したという、南イタリアの天才君主の軌跡を感じたい。

Photo: ANDREA ANNESSI MECCHI, MASSIMILIANO BONATTI(Puglia,Valle d'Aosta), GETTYIMAGES(Martina Franca)
Coordination: MICIYO YAMADA(Puglia,Valle d'Aosta)
Illustratoin: SAKINO TORIITSUKA /BUILDING
Cooperation: REGIONE AUTONOMA VALLE D'AOSTA

  • 『エル・ジャポン』11月をチェック!
     
    今月はイタリアを大特集! モダンに進化したローマをはじめ、人気のバカンス地プーリア州や北イタリアのヴァッレ・ダオスタなど、イタリア地方旅の魅力をたっぷりお届け。さらに、夫は24歳年下の仏大統領、ブリジット・マクロンの初インタビューも独占公開! ELLE MENにはラルフ ローレン パープル レーベルを纏ったEXILE / EXILE THE SECOND AKIRAさんが登場!男の美学を語ったインタビューも必読!

    購入・詳細はこちらから

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ特集一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト