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スコセッシ×ディカプリオ5度目のコンビ作

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

一方、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、無一文から年収47億円までにまたたく間に成り上がったものの、証券詐欺で逮捕されすべてを失ったジョーダン・ベルフォードの破天荒な半生を描いたブラックコメディ。巨匠マーティン・スコセッシならではの、闇に囚われた人間描写とレオ様の美しく軽薄なキャラクターづくりが見事に融合し、ふたりの5度目のコンビ作にして新しい世界観を構築することに成功している。
 
アカデミー賞のなかでも最大の山場となる主演男優賞部門は、実力派のイジョフォー(『それでも夜は明ける』)と役作りに体を張ったマコノヒー(『ダラス・バイヤーズクラブ』)の勝負となりそうだ。

  • 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
    監督/マーティン・スコセッシ
    出演/レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー
    配給/パラマウント ピクチャーズ ジャパン
    公式サイト/http://www.wolfofwallstreet.jp/
    2014年1月31日(金)~、全国公開

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text : Atsuko Tatsuta

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