特集
2016/06/20(月)
セレブ御用達のチョコレートショップで見っけ!

ニューヨーク発、チョコレートの最新トレンド「Farm to Bar」って?

セレブリティが訪れることで有名な、ニューヨークのチョコレートショップ「マリベル」。オーナーでショコラティエでもあるマリベル・リーバマンさんは、2015年ブルックリンにも「カカオマーケット」をオープン。どちらの店でも、トレンドの最先端「Farm to Barチョコレート」が人気の兆しだとか。
今回は、マリベルの中米のカカオ豆の買い付けに同行し、普段はあまり見られないチョコレート工場にも潜入! ニューヨークでの人気商品や、日本で買えるマリベルのチョコ情報をレポート!

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「Bean to Bar」のその先は……

「Farm to Bar チョコレート」の産地へ!

つい何年か前まで、ショコラティエは輸入ものの「製菓用チョコレート」を溶かし、店のオリジナルの味に変え、おいしさを競っていた。
でも、今は違う! 製菓用チョコレートの原料となる「乾燥カカオ豆(bean)」を、ショコラティエ自らが中南米やアフリカまで買い付けに行き、自分の工場で焙煎・粉砕・加工する時代。こうして作られたチョコは「Bean to Barチョコレート」と呼ばれ、ニューヨークでは2009年頃からじわじわとトレンドに。2015年にはやっと、日本でも広く知られるようになった。

そして2016年、ニューヨークではさらにその先をゆく「Farm to Barチョコレート」が注目されている。「ショコラティエのこだわりと好奇心は今、カカオ豆がなる農園(farm)にまで及んでいるのよ」とマリベル。 カカオの木の生育環境やカカオ豆の発酵方法までを詳しく知ろうと、多くの職人が、熱帯地域に広がるカカオ農園へ足を運んでいるというのだ。

マリベルは、良質なカカオを産する国として知られる中央アメリカ・ホンジュラス出身。カカオを“神の食べもの”として崇めていたマヤ民族の末裔でもある。彼女は自分のオリジンを生かしながら、2004年より、ホンジュラスの小規模農家がよりフェアで高い収入を得られるよう、地道な支援を続けてきた。2016年現在、店で扱う約98%のカカオが、自分の目で確かめたホンジュラス産カカオで占められているという。マリベルはまさに、ニューヨークの新潮流「Farm to Barチョコレート」を育てた先駆者のうちのひとりだ。

>>次ページではカカオの実がチョコレートに生まれ変わるシーンを直撃!

>>カカオの実からチョコレートになるまでの工程は、動画でチェック!

photo : kosuke Matsuo text : Noriko Yokota special thanks : Noriko Iwaki, Aki Tajima

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