長い丈をハサミでカットしただけ
1918年、現代ファッションの革命ともいえるプチ・キュロット=ショーツがついに誕生。フランスのシャンパーニュ地方に位置する紡績の街、トロワのメリヤス業者(よく伸縮するように編んだ綿生地)の家に生まれたエティエンヌ・バルトンが、これまでの長すぎる下着をハサミでカットしたのがはじまり。もちろん上下もセパレートされ、着脱もかなり簡単に。新しい時代の幕開けにふさわしい下着として、“脚のないキュロット”が誕生した瞬間だった。そしてエティエンヌは、兄弟のアンドレ、グザヴィエとともに会社を設立し、1920年に「プチバトー」の商標を登録。