「物欲ストックホルム」Vol.4 陶器の町、グスタフスベリへ!【前編】
ストックホルムに移住したエディターSANAEが、最旬インテリアアイテムやスポットを現地から直送する本連載。連載第4回目の今回は、北欧系テーブルウェアや陶器好きには垂涎のグスタフスベリを行脚。その見どころを前編・後編2回に分けてお届け!
まずは、美術館でスティグ・リンドベリの功績を学ぶ
“町”といっても、美術館やショップなど見どころは一角に固まっていて、ぐるりと一周すればすべて見てまわれる感じ。まずは、当地の歴史を物語るグスタフスベリ陶磁器博物館へ。“スウェーディッシュデザインの父”と呼ばれるヴィルヘルム・コーゲからリサ・ラーソンまでの作品が揃っています。
なかでも、アートディレクター、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナーなどさまざまな顔をもっていたスター的存在スティグ・リンドベリは今年生誕100周年。それを記念して先日まで彼の回顧展が開かれていました。当代人気のリサ・ラーソンの才能を見いだしたのもこのリンドベリ。『エル・デコ』8月号でも彼の特集が組まれています。
Text: Sanae Sato
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エディターSANAE
エディター&ライター。航空会社にて客室乗務員として勤務後、現ハースト婦人画報社に入社。“プラダを着た悪魔”的ポジションから、『25ansウエディング』『エル・デコ』編集部を経てフリーランスに。現在はスウェーデン・ストックホルムと東京を行き来しながら、根無し草ライフ(?)を満喫中。