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写真左下から/2013年、ノールより発表の「ソファ コレクション」は、3種類のシータのソファとオットマンなどからなるセレクション。アルミニウムの脚がアクセントに。/ノール ジャパン オックスフォード大学のボドリアン図書館のデザインコンペで優勝した椅子は、丈夫で音が立たず、学者たちが座りながら動けるよう機動性も考えられている。 2012年のロンドンオリンピックの際にデザインされたトーチは、大人から子供まで誰もが走りながら持てるよう、8000の穴が開けられ軽量化された。 2013年、チューブの愛称で親しまれている、ロンドンの地下鉄150周年記念で作られた、2ポンドコインを彼らがデザイン。

 

Photo:ALISA CONNAN (Barber & Osgerby portrait)

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ユニバーサルな視点で、生活によりそうデザインを演出

デザイナー・オブ・ザ・イヤー部門 (Designer Of The Year)

エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビー(Edward Barber&Jay Osgerby)
 
家具や照明、アニメーションなど、幅広い仕事を手がけるエドワード・バーバー(写真左)とジェイ・オズガビー(右)。1996年に自身のスタジオ、バーバー&オズガビーを設立。2001年にはデザインコンサルタント会社も立ち上げ、生活になじむデザインや企画を発信している。世界が注目するマルチな二人が、今年の栄冠に輝いた!
 

【エドワード・バーバーに質問! 彼らの目指す道とは?】

Q 「私たちの仕事に『クラフト』は欠かせない」とHPに書いてありましたが、この言葉の意味とは?
 
A  デザインにおけるすべての段階で、クラフト、つまり、ものを作る作業は大切です。今年ロンドンのデザインミュージアムで開催された展覧会では、手作業だけでなくロボットによる作業まで、さまざまな作品製造のプロセスが見られるような展示を行いました。
 
Q なぜ、作品づくりの過程に興味を?
 
A  プロダクトは、少しずつ作られていく過程で、実用性や機能性が足され、完成した姿になります。作品づくりのプロセスを理解することこそが、すばらしい製品を作るデザイナーへと成長させてくれるのです。
 
Q トーチとコイン、非日常的なものと日常的なもの、どちらを多くの人の記憶にとどめておきたいですか?
 
A  できれば両方! オリンピックトーチのデザインは、今まででいちばん複雑なプロジェクトでしたが、コインのデザインはとてもシンプルでした。それぞれ異なる特徴と使い道を持っていますが、二つに共通して言えることは、どちらも非常に公共的だということですね。
 
Q デザイン賞をとる意義とは?
 
A  多くのメーカーは、そのデザイナーを信頼できるかどうか、受賞歴を見て判断することもあるので、若いうちに受賞するとコラボレーションの機会が増えると思います。でも何よりも、受賞は単純に嬉しいですね!

「「エル・デコ インターナショナル デザイン アワード2014」全13部門の受賞作を発表!」トップへ

Photo:ANDREA GARUTI、NOBUO YANO(ELLE DECO INTERNATIONAL DESIGN AWARDS ceremony) Styling:Ravaiolisilenzistudio Text:MARIA CRISTINA TOMMASINI

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