ユニバーサルな視点で、生活によりそうデザインを演出
デザイナー・オブ・ザ・イヤー部門 (Designer Of The Year)
エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビー(Edward Barber&Jay Osgerby)
家具や照明、アニメーションなど、幅広い仕事を手がけるエドワード・バーバー(写真左)とジェイ・オズガビー(右)。1996年に自身のスタジオ、バーバー&オズガビーを設立。2001年にはデザインコンサルタント会社も立ち上げ、生活になじむデザインや企画を発信している。世界が注目するマルチな二人が、今年の栄冠に輝いた!
【エドワード・バーバーに質問! 彼らの目指す道とは?】
Q 「私たちの仕事に『クラフト』は欠かせない」とHPに書いてありましたが、この言葉の意味とは?
A
デザインにおけるすべての段階で、クラフト、つまり、ものを作る作業は大切です。今年ロンドンのデザインミュージアムで開催された展覧会では、手作業だけでなくロボットによる作業まで、さまざまな作品製造のプロセスが見られるような展示を行いました。
Q なぜ、作品づくりの過程に興味を?
A
プロダクトは、少しずつ作られていく過程で、実用性や機能性が足され、完成した姿になります。作品づくりのプロセスを理解することこそが、すばらしい製品を作るデザイナーへと成長させてくれるのです。
Q トーチとコイン、非日常的なものと日常的なもの、どちらを多くの人の記憶にとどめておきたいですか?
A
できれば両方! オリンピックトーチのデザインは、今まででいちばん複雑なプロジェクトでしたが、コインのデザインはとてもシンプルでした。それぞれ異なる特徴と使い道を持っていますが、二つに共通して言えることは、どちらも非常に公共的だということですね。
Q デザイン賞をとる意義とは?
A
多くのメーカーは、そのデザイナーを信頼できるかどうか、受賞歴を見て判断することもあるので、若いうちに受賞するとコラボレーションの機会が増えると思います。でも何よりも、受賞は単純に嬉しいですね!
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問い合わせ先/ノールジャパン tel. 03-3478-7511
http://www.knoll-japan.com/
Photo:ANDREA GARUTI、NOBUO YANO(ELLE DECO INTERNATIONAL DESIGN AWARDS ceremony) Styling:Ravaiolisilenzistudio Text:MARIA CRISTINA TOMMASINI
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