エディターズPICK 2013/9/11(水)
30歳からの“うつわ”入門【vol.12 佐賀県「百田陶園」編】

世界で躍進中の有田焼ブランド「1616 / Arita Japan」に接近!

いま国内外でもっとも注目されているジャパニーズテーブルウェアのひとつ、「1616 / Arita Japan」。どこにもない魅力を放つ新世代の有田焼が生まれた背景、あっという間に駆け抜けたサクセス秘話をご紹介!

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上/ステファン・ショルテンとキャロル・バーイングスの二人は2000年デザインスタジオを設立。細やかなリサーチにより、モノの背後に潜む文化的、芸術的コンテクストを探りながら、鮮やかな色彩と現代的な幾何学文様を巧みに使い、完成度の高いデザインを生み出す。「エル・デコ・デザイン賞 2011」ヤング・デザイナー部門を受賞。
下/彼らが手がけた「SB カラーポーセリン」シリーズ

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新鋭デザイナーの参加でネクストレベルに到達!

世界へ向けた新製品づくりはそれだけではなく、柳原氏が放ったユニークな提案がその後の成功を決定づけていった。「有田焼の色使いを最大限に引き出すためには、パートナーとして最適ですばらしい人たちがいる。スタンダードシリーズまでは僕が作りますが、オランダの『ショルテン&バーイングス』、彼らとも契約を結んでください」(柳原氏)。 彼の頭の中には初めから2シリーズでの展開が浮かんでいた。
 
デザインデュオ「ショルテン&バーイングス」は、近年もっとも活躍するデザイナーのうちの一組。そこで百田氏は多忙な彼らに会いにミラノへ直行し、依頼を試みた。すると、もともと親日派だった2人は「自分たちの経験と有田焼のクオリティとで、新しいものを形にしたい」とまさかのご快諾!
 
そうして「ショルテン&バーイングス」は、限られた時間の中で有田焼を徹底分析し、驚くほど美しいカラーパレットの「カラーポーセリン」シリーズを生み出した。日本の伝統色である、淡くはかない色の層を重ねながら、陶磁器を彼ら流に再解釈したテーブルウェアは、モダンで機能的なフォルムが実にユニバーサル。1mm単位での薄さへのこだわりが詰まっている。
 
>>成功ポイントは巧みに使ったジャパニーズカラー

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