エディターズPICK 2013/9/11(水)
30歳からの“うつわ”入門【vol.12 佐賀県「百田陶園」編】

世界で躍進中の有田焼ブランド「1616 / Arita Japan」に接近!

いま国内外でもっとも注目されているジャパニーズテーブルウェアのひとつ、「1616 / Arita Japan」。どこにもない魅力を放つ新世代の有田焼が生まれた背景、あっという間に駆け抜けたサクセス秘話をご紹介!

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柳原照弘氏による「TY スタンダード」シリーズ。スクエアプレートは¥577~と、気軽に使ってもらえるように価格をおさえてある。ツヤのあるホワイト、マットな質感のライトグレーの2色展開。スタッキングも便利。

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未来に寄り添う新しい有田焼

「有田は歴史もあり、素材も技術もみんなクオリティが高い。それなのになぜ需要が落ち込んでいるのか? 時代に合ったものを作れていないからです。伝統や歴史を守ろうとするばかりで、自分たちで全然工夫していない。ただ先人の歴史を商品化しているだけ」 
 
有田で3日間のリサーチを終えた柳原氏からの感想は耳の痛いものだった。これに初めはムッときた百田氏だったけれど、言われてみれば確かに当たっていると反省。「心配はありましたが、もう信じて進むしかない!と、心中する覚悟で挑みました(笑)」(百田氏)。 
 
“現地で感じたものを自由に形にする”というテーマのもと、試行錯誤を経てついに器が完成。それは遥か昔、道具としての器の時代を想わせつつも、モダンでシンプルな形状の陶磁器たち。用途を限定せず多様な食生活に対応してくれるフレキシブルな形と、意外な軽さ、高密度の陶土による強さを備えた「スタンダード」シリーズは、有田焼のもつ“華美ではない美しさ”を十分に私たちに伝えてくれる。
 
>>続いては大ヒットを導いたセカンドシリーズの紹介へ

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