「何かしてあげたい」「今で十分」
「何かしてあげたい」「今で十分」/『永遠の僕たち』
日々に追われて生活をしていると、生きていることに鈍感になってしまう。でも、ときには少し立ち止まって、生きることの意味を考えてみるのもいい。『永遠の僕たち』は、交通事故で両親を失い、自らも臨死体験をした青年イーノック(ヘンリー・ホッパー)と、彼にしか見えない死の世界から来たヒロシ(加瀬亮)と、余命3カ月の少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)──3人それぞれの人生を通して、死ぬということ、愛するということ、生きるということを描いたラブストーリー。本当に「生きた」と言える人生ってどういう人生だろう? 今の自分はしっかりと生きているだろうか? そんなふうに「生きる」ことと向き合いたくなる、ガス・ヴァン・サントの最新作。
女子的シネマ名言は「何かしてあげたい」「今で十分」。死が迫っているアナベルにとっては、何か特別なことではなく、好きな人がただそばにいてくれることがしあわせ。大事なことを思い出させてくれる一言。
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『永遠の僕たち』(Restless)
2011年
ブルーレイ ¥2,500 好評発売中
監督/ガス・ヴァン・サント
出演/ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬 亮
発売・販売元/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト/http://www.eien-bokutachi.jp/
商品に関するお問い合わせ先/
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 0120-502-185
http://www.sonypictures.jp/
text : Rie Shintani