「人生っていうのは、どこか物足りなくて当然なの」
「人生っていうのは、どこか物足りなくて当然なの」/『テイク・ディス・ワルツ』
優しい夫、ユーモアのある夫、セックスの数は減っても変わらず愛情を示してくれる夫、そんな良き夫がいるのになぜほかの男性に恋をしてしまうの? フリーランスのライターのマーゴ(ミシェル・ウィリアムズ)は結婚して5年、料理本を作る夫ルー(セス・ローゲン)と仲良く暮らしていたが、ある日、偶然に出会ったダニエル(ルーク・カービー)という青年に強烈に惹かれてしまう。誰でも生きることへの戸惑いはあるものだけれど、その戸惑いの原因が恋となると、人はなぜか感情をコントロールできなくなってしまうものだ。今のしあわせを守る? それとも新しい恋を選ぶ? 自分ではどうしようもない感情に揺れ動くマーゴに自分を重ねることで、自分の今のしあわせが見えてくる。
女子的シネマ名言は「人生っていうのは、どこか物足りなくて当然なの」。答えを出したマーゴにルーの姉ジェラルディンが言ったセリフ。物足りなさを埋める方法は自分次第なのかも……と痛感する一言。
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『テイク・ディス・ワルツ』(Take This Waltz)
2011年
DVD ¥3,990 発売中
監督/サラ・ポーリー
出演/ミシェル・ウィリアムズ、セス・ローゲン、ルーク・カービー
発売元/ブロードメディア・スタジオ
販売元/ハピネット
公式サイト/http://takethiswaltz.jp/
問い合わせ先/ハピネット
http://www.happinet-p.com/jp3/
text : Rie Shintani