「でも今はこの恋を逃したくない」
「でも今はこの恋を逃したくない」/『灼熱の肌』(ルイ・ガレル)
愛し合って結婚しても時間とともに愛は薄れていくものなの? 些細なことがきっかけで2人の関係に小さな溝ができ、その溝がどんどん深くなっていくのはなぜ? あれほど愛したのにこんなに別れたいと思うなんて……。お互い愛し合って結婚したはずのアンジェル(モニカ・ベルッチ)とフレデリック(ルイ・ガレル)だが、ある出来事を境に触れ合わなくなってしまった。自分の撒いた種によって愛する人が過ちを犯し、それを許せずに苦しみもがくフレデリックがとった行動とは……。ローマを舞台に、美しい映画女優アンジェルと若く奔放な画家フレデリック、売れない俳優のポールと恋人エリザベートの4人の男女のひと夏を描いたラブストーリー。
女子的シネマ名言は「でも今はこの恋を逃したくない」。昔と今の愛され方の違いに苦しむアンジェルが、エリザベートに心の内を告白したときの一言。「待ち続けて苦しむなんて無理」と、アンジェルの決心がうかがえる。
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『灼熱の肌』(Un ete brulant)
2011年
DVD ¥4,179 発売中
監督/フィリップ・ガレル
出演/モニカ・ベルッチ、ルイ・ガレル、セリーヌ・サレット
発売元/コムストック・グループ
販売元/パラマウント ジャパン
公式サイト/http://bitters.co.jp/garrel-ai/
問い合わせ先/パラマウント カスタマーセンター 0120-414-295
http://dvd.paramount.jp/
text : Rie Shintani