「言葉は不要なのよ。心が通じてる」
「言葉は不要なのよ。心が通じてる」/『SHAME -シェイム-』(マイケル・ファスベンダー)
男と女、身体を重ねても心が埋まらないときもあれば、身体を重ねなくても通じ合うときもある。『SHAME -シェイム-』は、セックス依存症の男を主人公に据え、人と人との関係は何で繋がっているのか、身体と心は繋がっているのかそれとも別々なのか……という、奥深いテーマを投げかけてくる、かなりディープな作品。ニューヨークで暮らすブランドン(マイケル・ファスベンダー)は、仕事ができ見た目も紳士的、独身生活を謳歌しているように見えるが、実はその心は病んでいた。仕事以外のすべての時間をセックスのためにつぎ込まずにはいられない、セックス依存症だったのだ。そして、彼とは対極──愛を渇望する恋愛体質の塊のような妹シシー(キャリー・マリガン)がやってきたことで、彼の心が大きく乱されていく。
女子的シネマ名言は「言葉は不要なのよ。心が通じてる」。同僚のマリアンヌとのデート中、生涯ひとりの人と暮らすのは無理と言うブランドンに、マリアンヌが諭すように返答したセリフ。
-
『SHAME シェイム』(Shame)
2011年
DVD ¥3,990 発売中
監督/スティーブ・マックイーン
出演/マイケル・ファスベンダー、キャリー・マリガン、ジェームズ・バッジ・デール
発売元/ギャガ
販売元/ハピネット
公式サイト/http://shame.gaga.ne.jp/
問い合わせ先/
ハピネット 0120-128-990(月~金10:00~13:00、14:00~17:00)
http://www.happinet-p.com/
text : Rie Shintani