「君と離れていると何も手につかない」

「君と離れていると何も手につかない」／『ぼくの美しい人だから』
 
同じ境遇という理由だけで人の心はグッと近づくけれど、そこから先、恋愛がうまくいくかどうかはまた別もの。妻を亡くした男と息子を亡くした女。バーガーショップで働く43歳のノーラ（スーザン・サランドン）は、ある日、27歳のエリート広告マンのマックス（ジェームズ・スペイダー）と知り合い、酔った勢いで一夜を共に……。最悪の出会い方をした2人だったが、互いに惹かれ合うものがあり、仕事中毒だったマックスは遅刻常習犯に、暗く絶望的だったノーラの人生は華やかに。年齢の差、生活環境の差を乗り越え、順調に愛を育んでいく。しかし、友人や家族に自分を紹介しないマックスにノーラは不安を抱き、彼の前から姿を消してしまうのだった。
 
女子的シネマ名言は「君と離れていると何も手につかない」。「いっしょのときは？」「違う意味で何も手につかない」。何をしていても相手を想ってしまう、そんな恋愛真っ最中の心情がよく伝わってくる共感必至のセリフ。