インタビュー 2013/5/11(土)
「恋愛だけは体験でしか学べない」

天才セレブ、ラシダ・ジョーンズが挫折し手に入れた新たな才能

父はグラミー賞歌手で作曲家のクインシー・ジョーンズ、母はポール・マッカートニーの元交際相手で70年代に活躍したTV女優のペギー・リプトン、妹は「トミー・ヒルフィガー」にデザイナーとして登用されたこともある、モデルのキダダ・ジョーンズと、本物のハリウッドセレブ一家のお嬢様。「世界でもっとも美しい50人」に選ばれたこともある美貌もあって、交際履歴はジョシュ・ハートネットにジョン・クラシンスキ、トビー・マグワイアとマーク・ロンソンとは婚約者していたのだから、なんともビッグネーム。そんなハーバード大卒の才媛が、豊富な恋愛経験をもとに執筆、そして主演した『セレステ∞ジェシー』がついに公開される。そこで、来日を果たした彼女に、恋愛相談を持ちかけたところ、その結果が実に……。

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買い物しまくり東京散歩

―2日前に到着したそうですが、既に訪れたところは?
 
もう既にたくさん歩き回ったの。渋谷、原宿、恵比寿、東京湾沖のベイエリアでしょう、東京駅、表参道ヒルズでしょう……。
 
―あ、関係者の方から聞きましたよ! 「サンローラン」のバッグを買ったとか。
 
フフフ、そうなの。
 
―あとで見せてくださいね(笑)。
 
あなたの後ろに置いてあるわよ。だって、私の近くに常に置いてあるから! フフフ。
 
―訪れた場所の中で一番好きなところは。
 
う~ん、まだ全然十分に廻ってないのよ。
 
―すでに結構廻っている気が……。
 
まだまだよっ。あと3日あるんだもの。
 
―あえて選ぶなら?
 
う~ん、竹下通りかしらね。そうだ、代官山のエリアも気に入っているわ。
 
―映画の中でいろいろなLAの街のシーンが出てきますが、どのロケ場所が一番好きですか?
 
どう言おうかしらね。撮影場所は限定されていたの(この映画はハリウッド作品としては約1億円くらいの非常に低予算で製作されたためバジェットが少なかった)。でも、物語の中で主人公がクマの着ぐるみに無理やり抱きしめられるシーンがあるでしょう。実は共同脚本家で劇中にスキルツ役で登場するウィルが入っているんだけれど、あのベニスビーチでのシーンはちょうどマジックアワー(黄昏時)だったし、「アレクサ」というカメラを使ったおかげで光量をすごく取り込んで撮影できたので、より美しく撮れたと思うわ。だから、あえて挙げるならあのシーン、ベニスビーチにしておこうかしら。
 
>>恋愛映画を製作した理由とは。次のページへ
 

  • 「セレステ∞ジェシー」
    自分らしく生きていれば、幸せになれると思っていた―。自分たちに居心地がよい恋愛・結婚。それで幸せな夫婦になれるわけじゃない。そんな“不都合な真実”を突きつけられる絶妙な脚本に、わずか4館の限定公開から586館までの拡大公開を成し遂げ、全米を席巻。これに共感できるかできないかで、恋愛偏差値を測られてしまいそうなくらい、知的で繊細でやさしく観る人の心を揺さぶる、まさに現代のラブストーリー。
     

    〈STORY〉
    学生時代に付き合い始め、そのまま結婚したセレステ(ラシダ・ジョーンズ)とジェシー(アンディ・サムバーグ)は友達夫婦。いつも仲良し、いつも一緒。でも、年を経るごとにコンサルタントとして成功していくセレステと、いつまでも日の目を見ないアーティストのジェシーの間になんとも言えないわだかまりが生まれ始める。そこで、ふたりが30歳になったら離婚することを決め、別居。でも、別居場所はそれまでの家とアトリエ。つまり、ほぼ同居でこれまでと変わらない友達夫婦の関係を続けることに……。しかし夫のジェシーに本人すら驚く驚きの秘密があったことで、ふたりは変わらざるをえなくなる。
     

    監督/リー・トランド・クリーガー
    脚本/ラシダ・ジョーンズ、ウィル・マコーマック
    出演/ラシダ・ジョーンズ『ソーシャル・ネットワーク』『40男のバージンロード』、アンディ・サムバーグ『ステイ・フレンズ』『40男のバージンロード』
    配給/クロックワークス
    公式サイト/http://celeste-and-jesse.com/

    5月25日より渋谷シネクイントほか全国ロードショー

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photo : Osamu Kurihara

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