意欲作が続々公開! エル・ファニングが個性派監督から愛される理由
2017/11/30(木)
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身長コンプレックスがニコールのおかげで解消!?

―どんなジャンルの音楽が好きですか。
 
聴いているものは幅広くて、ビヨンセが好きな日もあるし、日によってはボブ・ディランを聴いたり、ニール・ヤングを聴いたり。あとはロードが大好きで、ラナ・デル・レイも聴くし……。滅茶苦茶でしょ(笑)。
 
―お姉さんのダコタさんも『ランナウェイズ』でボーカルをしていましたが、どっちの方が歌がうまいんですか。
 
えーーーっ⁉(爆笑)。子供の頃は私がしょっちゅう歌ってたから、よく姉から、「うるさーーーい! 黙ってーーーっ!歌うの、禁止ーーーっ!」って叱られてたのを覚えてるわ。彼女は何をやっても器用に習得できるタイプなの。『ランナウェイズ』は最高だったわよね!
 
―ニコール・キッドマンとは次のコッポラの作品でも一緒ですが、二人ともまるで違います。この作品でのニコールはかなり、ぶっ飛んだ印象でしたが、そばで見ていて、どうでしたか。
 
『The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ』よりも先にこの映画を撮ったので、ニコールとはこの作品が初対面だったの。だから、パンク・クイーンとして知り合ったも同然なのよ。クレイジーなウィッグとメイクアップをした状態のニコールが私の第一印象よ。彼女は驚くほど、100%、役になりきるタイプだから、間近でそれを見てて、すごく刺激を受けたわ。もともと私は彼女の大ファンで、特に『ムーラン・ルージュ』は私の生涯のベストの1本に入るような作品。だから、一緒に仕事できるのは特別な体験だった。2本も一緒にお仕事したことで、いまは絆のようなものすら、感じてる。愛情深く接してくれて、私にとっては母親のような存在ね。いろいろアドバイスもしてくれて、私を成長させてくれる。あと、これは個人的感情なんだけど、彼女は共演者の中にいても、一人だけ、身長が高いの。私もすごく背が伸びて、気になったことがあったの。『あれ? なんか、みんなより、自分だけ背が高いけど……』って。でも、彼女のおかげで、『それでもいいんだ!』と思えるようになって、心強いわ(笑)。

Text: Aki Takayama (C) COLONY FILMS LIMITED 2016

  • 『パーティで女の子に話しかけるには』
     
    『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の最新作は懐かしいなかに斬新な香りのする「ボーイ・ミーツ・ガール」ラブ・ストーリー。77年、パンク全盛期のロンドン郊外。内気なパンク少年エンはふと潜り込んだパーティーで、美少女エンと出会う。エンのどんな話も興味津々で耳を傾けるザン。二人はたちまち恋に落ちるが、彼女はエイリアンで、地球での滞在時間は後48時間しか残されていなかった。
    2017年12月1日(金)公開。
    http://gaga.ne.jp/girlsatparties/

  • CHECK!
    現在発売中のエル・ジャポン1月号では監督のジョン・キャメロン・ミッチェルと、彼の大ファンである女優の黒木華さんのスペシャル対談を掲載!

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