ブリー・ラーソンとトム・ヒドルストンが語る仕事との向き合い方
トム・ヒドルストンとブリ―・ラーソンが来日した。新生活が始まるこの時期に合わせ、エル・オンラインではワークスタイルに関してふたりに直撃インタビューを実施!
職場で恋に落ちるなんてチープ
―――今回、ブリーが演じたメイソンという役は従来の怪獣映画のヒロイン像とはかけ離れていますね。トムが演じた、ジェームズとの関係もとてもフラット。演じるうえで気を付けたことは?
トム:僕とブリーは、最初オーディション会場で出会ったんだけれど、その時点で話したことは、このふたりは恋愛ではなく、コングや自然などとどう向き合うのか、何を守ろうとしているのか、そういったフィロソフィで繋がっているんだということ。何かを成し遂げようとしているときに、男女が恋愛には陥るというのは実際はとてもチープなことだと思う。ふたりは完全なる平等性をもった現代的な関係だね。
ブリー:彼女は70年代のフォトジャーナリストであって、真実を求めている。島を熟知し、皆をガイドしていくジェームズとは、何かこの島(髑髏島)の真実を見つけ出したいという点で繋がっているの。魅力的な女性よ。恋愛関係にない男女の関係性がこういった作品で描けたことは、ハリウッドが変化し続けている証拠ね。
―――トム、個人的には彼女のような女性は魅力的だと思いますか?
トム:もちろん。僕の家は母も自立していたし、ジャーナリストの姉と女優の妹に挟まれた真ん中っ子だから、メイソンのような女性には慣れているということも言っておくよ(笑)。
-
『キングコング: 髑髏島の巨神』
それは簡単な任務のはずだった……。
侵略地拡大のため、調査遠征隊が謎の島に潜入する。しかし、そこは人が決して足を踏み入れてはならない島‐‐‐---髑髏島(ドクロ)島だった。爆弾を落とし、気軽に調査を開始した隊員たちの前に突如として姿を現す、島の守護神“コング”。巨神の圧倒的なパワーの前に唖然とする隊員たち。骸骨が散らばる島の岸壁には血塗られた巨大な手の痕跡までもが……。だが、悪夢はそれでけではなかった。彼らの前には、謎の巨獣たちが次々と現れる。逃げても、隠れても、容赦なく襲いかかる巨獣たちを目の前に、人間は虫ケラに過ぎず為す術もない……。絶体絶命、待ったなしの猛襲が続く中、やがて明らかになる髑髏島の秘密―。
コングをただの“怪物”としてではなく、人類を守り、ときには襲いかかる自然の象徴のように描かれている本作。続編を期待させる内容もあり、ただのエンターテインメントとは一線を画した大人のための怪獣映画に仕上がっている。出演/トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、MIYAVI、ジョン・C・ライリー、他
監督/ジョーダン・ボート=ロバーツ
公式HP/http://wwws.warnerbros.co.jp/kingkong/
3月25日(土) 丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他 3D/2D/IMAX公開