インタビュー
2017/04/14(金)

いよいよ公開! 『美女と野獣』のエマ・ワトソン&ダン・スティーブンスがエルだけに語ったこととは?

今年の映画界の目玉作品のひとつ、エマ・ワトソン主演の『美女と野獣』が、ついに日本上陸。4月21日(金)の公開を前に、エルでもおなじみの映画ライター、よしひろまさみちさんにだけ語った独占インタビューをお届け。主演ふたりの息のあったトークはいかに?

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ルーク・エヴァンス演じるガストンの存在感も絶大。© 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

野獣が変わる瞬間こそが見もの

――野獣は一見恐ろしいけど、知的でかわいらしい一面を持っています。そういう男性をどう思う?
 
E: たしかに彼にはかわいいところがあるわ。
 
D: あるよね~。
 
E: ええ、野獣は大好きよ(笑)。でも、最初のほうの彼は、誰かからの愛を受けるのにふさわしくないけど、それが変わる瞬間が好きなの。それは、彼がガストンを殺すチョイスがあるときだと思うわ。そして、彼は殺さないことに決めるの。それは、とても大きな選択よ。また、彼はベルを自由にして、力を与えて、彼女を本来の彼女にして、行くべきところに行かせるの。それらは良い男性のいくつかの資質よ。性別は関係ないかもしれないけど。
 
D: 僕からすると、ベルはとても興味深いロールモデルだ。ベルの好奇心や想像力、自分の周囲に疑問を投げかける資質は、すべて奨励されるべきとても魅力的な資質だと思う。それに、エマ自身が若い女の子たちにとって、素晴らしいロールモデルになってることが興味深いな。

 

ミュージカル映画初挑戦のエマの歌唱シーンの一部が新たに解禁。
 
 
――ディズニーのレジェンドといわれる存在、作曲家のアラン・メンケンや、ミュージカルの巨匠ビル・コンドン監督と組んで、オーセンティックなミュージカル映画に挑戦したことに対してどう思います?
 
D: 最高に決まってるじゃん!(笑)
 
E: 本当に!
 
D: この映画は、ハリウッド黄金期のミュージカル大作を祝福するもので、ビル・コンドンがとても情熱を持っていたものなんだ。映画業界はそのときどきによって、あるジャンルに引き寄せられるもの。ミュージカル大作にはどこか空想的なところがあって、それを現実逃避ととらえる人もいるから、近年あまり受け入れられなかったのかもしれない。でも『ラ・ラ・ランド』やこの作品は間違いなく、そういう大作を賞賛する作品だし、実際には求められていたことが証明されたよね。しかも本作はおとぎ話そのものを、ミュージカル大作の要素に足した作品だ。もっとこういう作品を作って欲しいと思うな。エマはどう思う?
 
E: あなた、全部言っちゃったわ(笑)。

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Photo: KERRY HALLIHAN(Portrait),Getty Images  Interview & Text: Masamichi Yoshihiro 

  • 『美女と野獣』
    魔女によって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。だが、野獣の姿になった彼を愛する者などいるはずがなく、独り心を閉ざして暮らしていた。そんな絶望の日々に変化をもたらしたのは、聡明で美しいベルという女性だった。自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていた彼女は、外見に囚われ本当の自分を見失っていた王子を少しずつ変えていくが……。果たして、その出会いは王子の運命を変えることができるのか?

    監督:ビル・コンドン
    出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス、ユアン・マクレガーほか
    配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
    2017年4月21日(金)より全国ロードショー
    http://www.disney.co.jp/movie/beautyandbeast.html

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