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スーパーが舞台の映画『キャシュバック』のレジ係役で印象的だったエミリア・フォックス。話しベタな人は、まずはレジでお店に人への「どうも」からトライしては?

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コンビニでの挨拶でトレーニング

―それをやっていなかったって、いま気づきました(笑)。自分が俯くことで無意識のうちに話しかけられることを拒否してたんですね。
 
談笑:それで、いろんなチャンスを逃してたかも(笑)。私なんか、旅先でもやたらニコっと会釈してるせいか、しょっちゅう道を訊かれますもん。ただ、ま、答えられないことのほうが多いのが残念なんですけどね(笑)。

 
―私も仕事場で「道を訊かれる人」を目指します。
 
談笑:出来れば「訊かれても正確に道を教えられる人」をね(笑)。あと、これは私の弟子にも言ってる持論なんですが、相手が年輩の方のときは、「ら抜き」言葉や「さ入れ」言葉の多様は避けるべしということ。でもこれ、間違っているからではないんです。むしろ「ら抜き」言葉って、敬語表現と可能を意味する表現を区別出来るので実は優れてると思うんですが、年輩の人には、これを“困った若者言葉”と受け取る方が“多い”。だから、どの層にウケる言葉づかいをするのか、相手によって言葉遣いを賢く使い分ける柔軟さも必要だという意味です。
 
―「全然いい」なんて言い方は……。
 
談笑:全然駄目(笑)。
 
―話し上手になるため、普段から心がけておくといいことってありますか?
 
談笑:コンビニの店員さんなんかに小声であれ「どうも」って挨拶することを心がけておくと、初対面の人にでも自然な会話が出来るようになると思うので、お薦めですね。

  • Profile : 立川談笑(たてかわ・だんしょう)
    落語家。六代目立川談笑。早稲田大学法学部卒業後、1992年立川談志に入門。2005年真打に昇進する。古典を鮮やかにアレンジした落語を得意とし、独演会は常に完売するほどの人気落語家となり、現在、テレビやラジオのリポーターとしても、高い話術を活かし幅広く活躍している。 

「【EOLアカデミー5限目・話す】立川談笑が伝授するお話し術」トップへ

text : Miyuki Hama

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