インタビュー 2014/12/12(金)
『あと1センチの恋』主演

恋多き女、リリー・コリンズがLOVEを語る

主演映画『あと1センチの恋』(12月13日公開)のプロモーションのために来日したリリー・コリンズにエル・オンラインが直撃! 「好き」という一言が言えずに12年……。相手を思うあまり、近づききれないもどかしい二人の初恋を描いた作品で、リリーはキュートで聡明なヒロイン、ロージーをはつらつと演じている。実物のリリーも彼女同様、明るくオープン、しかも相当、賢そうな女性。そして、テイラー・ロートナー、ザック・エフロン、ジェイミー・キャンベル・バウワーなど、錚々たるイケメンたちとの交際の噂が報じられた恋多き女の子でもある。作品にちなんで、とってもためになる、彼女の恋愛哲学を、聞くことができた。

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(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

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ヒュー・グラント的キャラの男子は要注意

――日本の女の子の気持ち、共感してもらえますか(笑)?

英国の男性は紳士だから、自分の気持ちがよくわかっているのに、表現は抑え気味なの。シャイだし、皮肉屋で、自分をちょっと卑下して、自嘲するようなところがある。一方、アメリカの男性は、自分の気持ちがまだ、固まってない状態からでも、相手にちょっかい、出してくるの。足して2で割れば、ちょうどいいのになぁといつもパラドックスなのよ(笑)。自分のことをちゃんとへりくだって、相手を尊重して、自分の思いには素直。そんな人がいればいいのに。

――英国にも肉食はなかなか、いないですか(笑)。

アレックスって、まさにヒュー・グラント的なキャラだと思わない? 言ったかと思ったら、否定したり、相手の顔色を過剰に気にしたり……。イラつくわよね。好きなのがバレバレなのに、絶対に告白しないのよ。じらすのよね~(笑)。

――こういう相手の攻略法はありますか。

彼のような人の場合、まず、無理強いしちゃダメでしょうね。自発的に言わせなきゃ。まあ、恋に絶対はないけど……。私がロージーなら、彼のことを知り尽くしているのだから、どのスイッチを押せば、いいかわかってる。だから、もう少しうまく操るんじゃないかな。恋には待つことも必要って、よく人はいうけど、時には、いつまでも待ってられないこともあるわよね。どんな状況でも、最後は素直に正直になることが一番だと思う。それがどんな結果を引き起こしても、当たって砕けろよ。それで相手の反応が芳しくなかったら、そこで潔く諦める。まあ、こういう男性って、こっちが引けば、たいてい、追いかけてくるものよ(笑)。

――ロージーが娘のために、アレックスではなく、(娘の父親)グレッグを結婚相手に選んだのには驚きました。

ロージーが結婚したのは、娘のためだけじゃないって私は解釈したの。彼女はかなりのポジティブ思考。他人のいいところを見ようとする人なの。だから、彼女なりにグレッグにチャンスを与えたのだと思う。あの時は彼が好きだったろうし、将来性も感じてた。この人、成長したなと見直していたかもしれない。本当はアレックスがいちばん、好きだけど、離れてしまった人をいつまでも追いかけていてもしょうがない。彼女なりに自分の道を行こうという気持ちがあったのでしょうね。

  • 『あと1センチの恋』

    イギリスの田舎町で6歳の時から一緒に過ごしてきたロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)。友だち以上、恋人未満の関係である彼らは、一緒に故郷を離れてアメリカの大学に進学することを約束していた。しかしロージーがはずみで同級生のグレッグの子どもを身ごもったため地元に残ることになり、アレックスは単身アメリカへ。互いへの気持ちを素直に伝えられないまま別々の人生を歩むことになった2人だが……。
    12月13日(土)公開。
    http://1cm-movie.com/

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Text:Aki Takayama 

(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

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