ステップ1/ベッドに持ち込むまで
焦らすな危険!
さて、代表的な草食系タイプはわかりました。恋に疲れていたり、プライドが高くて恋愛を始められなかったり。女性としては、両想いなら男性がぐいぐいリードして友達、恋人、ゆくゆくは結婚……などとステップを踏んでいきたいですが、なかなかそれは期待しにくそうです。ここは女性がひと肌脱いで、スムーズに男女の関係に持ち込むべき。そのためにはまずは男女の関係を育む場所であるベッドの上に移動することが必要です。
なかには5年間の片想いが実ったという経験談もありましたが、草食系オトコにありがちなのは“そこそこセックスをしたくてもそこまでじゃない”の思考です。「出会って2週間以内に男女の関係にならないと、逆にその後は絶対ならないですね」(30代Tさん)。“嫌よ嫌よ”と女が焦らすのは過去の恋愛観。焦らせば「ああそうですか、もういいや」と言わんばかりにさっさと諦めるのが草食系です。彼らとの恋愛は消費期限が短い生キャラメルみたいなもの。相手の好意を感じたら、すぐに行動に移さなければ、次に会った時には彼にとってあなたは既に「過去にちょっと気になってた女性」に成り下がっているかも。
Text : Suzumi Suzuki Photo : Getty
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鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)など。
Twitter:@Suzumixxx
http://lineblog.me/suzukisuzumi/ -
取材したメンバー
40代草食系代表O・Tさん(42歳/PR会社勤務)
20代の頃はバリバリ肉食系でありながら、離婚した前妻の浮気が発覚してから人間不信に陥り草食系に。初体験は14歳。好きな女性芸能人はかとうれいことマライア・キャリー。 -
30代草食系代表T・Yさん(33歳/編集)
かつて交際した4人のガールフレンドはすべて年上。休日は同業界の飲み仲間とクラブやライブイベントで夜遊びして息抜き。初体験は19歳。好きな女性芸能人は宝生舞と浅見れいな。 -
20代草食系代表K・Tさん(28歳/飲食業)
東京に上京して1年目で、現在は同世代の男性5名と練馬のシェアハウスに在住。趣味は筋トレ。合コン経験なし。初体験は25歳。好きな女性芸能人は特になし。本人は要潤似のイケメン。