恋人になり関係が成熟したら/ステップ11
孫の手も借りよう
デートやセックスのマンネリ化はどうしても訪れてしまうもの。借りられる手はどんな手でも取り入れてみるのがいいでしょう。ある程度何度も夜をともにしたら、さりげなくセックストイの販売サイトなどを見ながら「今度これ使ってみる?」といった会話をしてみるのもいいかもしれません。注意すべきは、いきなりおもちゃやローションを自分から買って来たりしないこと。草食オトコはナイーブですから、そういったサブライズよりも、「一緒に選ぶなら楽しそう」(30代Tさん)と思うはずです。また、男性にしてあげるサービスも最初からすべて出してしまうのではなく、少しずつ小出しにして、またちょっとずつ上手になっている演出ができれば、オトコは、自分が開発した、一緒に成長した、などと勘違いしてくれるのでおすすめです。「彼女の家でグランドピアノに手をついて立ちバックしたのは忘れない」など、ときには刺激的なシチュエーションを自然に盛り込められればなお良いです。
Text : Suzumi Suzuki Photo : Getty
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鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)など。
Twitter:@Suzumixxx
http://lineblog.me/suzukisuzumi/ -
取材したメンバー
40代草食系代表O・Tさん(42歳/PR会社勤務)
20代の頃はバリバリ肉食系でありながら、離婚した前妻の浮気が発覚してから人間不信に陥り草食系に。初体験は14歳。好きな女性芸能人はかとうれいことマライア・キャリー。 -
30代草食系代表T・Yさん(33歳/編集)
かつて交際した4人のガールフレンドはすべて年上。休日は同業界の飲み仲間とクラブやライブイベントで夜遊びして息抜き。初体験は19歳。好きな女性芸能人は宝生舞と浅見れいな。 -
20代草食系代表K・Tさん(28歳/飲食業)
東京に上京して1年目で、現在は同世代の男性5名と練馬のシェアハウスに在住。趣味は筋トレ。合コン経験なし。初体験は25歳。好きな女性芸能人は特になし。本人は要潤似のイケメン。