2015/6/29(月)
知っていると2倍楽しめる! イタリア映画トリビア集
ヴィットリオ・デ・シーカ、ロベルト・ロッセリーニ、フェデリコ・フェリーニといった巨匠とともに、輝かしい歴史を誇るイタリア映画。黄金期を彩った名作からイタリア映画の“今”まで、知っていると2倍楽しめる、イタリア映画にまつわるトリビア集をお届け!
ソフィア・ローレンが嫌う俳優って?
イタリア女優を代表する存在といえば、老いてもなおグラマラスな魅力を誇るソフィア・ローレン。彼女はアンナ・マニャーニに続いて、アカデミー賞主演女優賞を受賞した2人目のイタリア人女優。『ひまわり』ほか11本で共演したマルチェロ・マストロヤンニとはプライベートでも友人関係で、ソフィアの息子とマストロヤンニの娘が交際していたことも! マストロヤンニのことを「彼こそ、男のなかの男」とベタ褒めする一方で、『伯爵夫人』で共演したハリウッドの名優マーロン・ブランドとは犬猿の仲。ラブシーン撮影後に「鼻毛が出ているの、知ってた?」と言われてブチ切れ、その後も失礼な態度を取り続けたマーロンに対して「それ以上やるとあなたを引っぱたく」と激烈な怒りをあらわにしていたとか。映画は興行的にも大失敗となり、ソフィアにとって黒歴史のひとつのはず。
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『伯爵夫人』
1967年
監督/チャールズ・チャップリン
出演/マーロン・ブランド、ソフィア・ローレン
photo : Getty Images, AFLO