特集 2015/6/29(月)

知っていると2倍楽しめる! イタリア映画トリビア集

ヴィットリオ・デ・シーカ、ロベルト・ロッセリーニ、フェデリコ・フェリーニといった巨匠とともに、輝かしい歴史を誇るイタリア映画。黄金期を彩った名作からイタリア映画の“今”まで、知っていると2倍楽しめる、イタリア映画にまつわるトリビア集をお届け!

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オール海外ロケを行った初のアメリカ映画

イタリア映画ではないけれど、ローマを舞台にした不朽の名作といえば『ローマの休日』。当時、無名女優だったオードリー・ヘプバーンを世界的スターに押し上げたこの作品は、全編を海外ロケで撮影した初のアメリカ映画でもある。当初、アン王女役の候補はエリザベス・テイラーだったものの、監督の交代劇や予算の事情で、オードリーに白羽の矢が立つことに。新聞記者役を演じた大スターのグレゴリー・ペックは、新人のオードリーを高く評価し「彼女はオスカーを取るから、自分と同等の扱いにしてタイトルの上に名前を入れたほうがいい」とプロデューサーに助言。結果的にオードリーはこの作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、予言はみごと的中! 

  • 『ローマの休日』
    1953年
    監督/ウィリアム・ワイラー
    出演/オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック

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photo : Getty Images, AFLO

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