2015/6/29(月)
知っていると2倍楽しめる! イタリア映画トリビア集
ヴィットリオ・デ・シーカ、ロベルト・ロッセリーニ、フェデリコ・フェリーニといった巨匠とともに、輝かしい歴史を誇るイタリア映画。黄金期を彩った名作からイタリア映画の“今”まで、知っていると2倍楽しめる、イタリア映画にまつわるトリビア集をお届け!
イタリア映画とオスカーの関係
アカデミー賞の外国語映画賞部門では、過去11回の受賞を誇るイタリア映画がダントツで最多。フェリーニやデ・シーカ作品で複数回受賞したのち、98年の『ライフ・イズ・ビューティフル』では外国語映画賞のほか主演男優賞、音楽賞を受賞し作品賞にもノミネートされた。その後、しばしオスカーでの低迷期を経て、2013年、15年ぶりにパオロ・ソレンティーノ監督の『グレート・ビューティー/追憶のローマ』が外国語映画賞をゲット! またサルマ・ハエック、ヴァンサン・カッセルらをキャストに迎えた初の英語作品『Tale of Tales(原題)』がカンヌ映画祭で上映されたばかりのマッテオ・ガローネ監督も、ソレンティーノ監督とともに現代イタリア映画界で注目のひとり。
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『グレート・ビューティー/追憶のローマ』
2013年
監督/パオロ・ソレンティーノ
出演/トニ・セルヴィッロ、カルロ・ヴェルドーネ
photo : Getty Images, AFLO