リサ・ハラビー
ヌール王妃となったリサ・ハラビーことエリザベス・ハラビー。スウェーデン系の母とシリア系の父を持ち、ニュージャージー州プリンストンで生まれた。リサの父ナジーブ・ハラビーはアメリカ合衆国連邦航空局局長で、パンナム航空のCEOでもあった。リサはコンコード・アカデミーとプリンストン大学を卒業、都市計画の修士学位を取得。シドニーとテヘランで働いた後、ロイヤル・ヨルダン航空に入社。そこでヨルダンのフセイン国王と出会ったという。国王の妻だったアリア妃が亡くなった後プロポーズされ、1978年に国王と結婚、その際にアラビア語で「光」を意味するヌールという名前を新たなファーストネームに選んだ。美男美女カップルとして知られる2人。その後4人の子どもに恵まれ、1999年に王がリンパ腫で亡くなるまで一緒だった。
photo : Getty Images Translation & Text: Yoko Nagasaka