いよいよ開幕! 第69回カンヌ映画祭の注目作を超・先取り
現地時間5月11日(水)~5月22日(日)に開催される第69回カンヌ映画祭。連日セレブが来場しレッドカーペットに華を添えるなか、今年は例年以上に豪華なラインナップ。良質な作品が揃い映画トレンドを先取りするといわれるカンヌ出品作から、注目作をいち早くピックアップ!
女性監督のパワフルな存在感
今年のコンペティション部門に出品された全21作品のうち、3作品が女性監督の手によるもの。
『Mal De Pierres(原題)』ニコール・ガルシア監督
女優としても活躍するフランスのニコール・ガルシア監督作。第二次大戦後を舞台に、愛のない結婚生活を送っていたヒロインが情熱的な恋に落ちるラブストーリー。主演はマリオン・コティヤール。
『Toni Erdmann(原題)』マーレン・アーデ監督
2009年、ベルリン映画祭で『恋愛社会学のススメ』が2つの銀熊賞を受賞しているドイツのマーレン・アーデ監督による人間ドラマ。音楽教師の男性が長い間疎遠になっていた娘のもとを訪ねる。
『American Honey(原題)』アンドレア・アーノルド監督
過去に審査員賞を受賞しているイギリスのアンドレア・アーノルドが、初めてアメリカで撮影した作品。雑誌の訪問販売をしながら旅をする若者たちの恋愛や人生模様を描く。シャイア・ラブーフ出演。