特集
2016/05/12(木)

いよいよ開幕! 第69回カンヌ映画祭の注目作を超・先取り

現地時間5月11日(水)~5月22日(日)に開催される第69回カンヌ映画祭。連日セレブが来場しレッドカーペットに華を添えるなか、今年は例年以上に豪華なラインナップ。良質な作品が揃い映画トレンドを先取りするといわれるカンヌ出品作から、注目作をいち早くピックアップ!

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『Julieta(原題)』

コンペティション部門に大御所が勢ぞろい 

パルムドール(最高賞)を競うコンペティション部門では、カンヌ常連の大御所監督たちの新作が続々。過去にパルムドールを受賞しているケン・ローチ、ダルデンヌ兄弟、クリスティアン・ムンジウに加えて、ペドロ・アルモドバル、ジム・ジャームッシュ、パク・チャヌク、グザヴィエ・ドランなど超豪華な顔ぶれ! ここからはコンペ部門の注目作をピックアップ。
 
『Julieta(原題)』ペドロ・アルモドバル監督
『オール・アバウト・マイ・マザー』『ボルベール 帰郷』などのスペインの巨匠、アルモドバル監督の新作は、娘と疎遠になっていた女性が自身の人生に向き合っていく軌跡を描いた人間ドラマ。意外にもパルムドールは一度も手にしていない監督が、得意の女性讃歌で受賞なるかに期待。

『It's Only The End Of The World(原題)』

『It's Only The End Of The World(原題)』グザヴィエ・ドラン監督
映画界が誇る若き才能、カナダのグザヴィエ・ドラン監督は弱冠27歳。世界が注目する新作は、ギャスパー・ウリエル、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセルら豪華キャストを迎えた人間ドラマ。長く家を離れていた作家が、自らの病を伝えるため家族のもとに戻るストーリー。ドラン監督は2014年、『Mommy/マミー』で審査員賞を受賞。

『The Unknown Girl(原題)』

『The Unknown Girl(原題)』ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督   
過去に『ある子供』『ロゼッタ』で2度のパルムドールに輝くベルギーのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟。治療を拒まれたのちに命を落とした患者の身元を調べようとする、若き女性医師の姿を描く社会派ドラマ。主演はセザール賞受賞の演技派女優、アデル・エネル。

『I, Daniel Blake(原題)』

『I, Daniel Blake(原題)』ケン・ローチ監督
2006年に『麦の穂をゆらす風』でパルムドール受賞、イギリスが誇る社会派のケン・ローチ監督。今年79歳の巨匠の新作は、怪我を負った大工の中年男性とシングルマザーが、国の援助を求めて社会福祉制度と格闘するストーリー。

『Elle(原題)』

『Elle(原題)』ポール・ヴァーホーヴェン監督
『スターシップ・トゥルーパーズ』『氷の微笑』などのポール・ヴァーホーヴェンがイザベル・ユペールを主演に迎えたスリラー。ビデオゲーム会社の代表を務めるヒロインが自宅を襲撃され、人生が一変する。監督は御年77歳。

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