おひとり様専用年越しDVD 2013/12/30(月)
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【処方箋1】とことん落ち込んで救われる

世間が浮かれている中、ひとりで過ごす孤独。とことん落ち込んでから復活するタイプの人は、自分よりはるかに救われない登場人物の理不尽極まりない仕打ちを眺めるのがオススメ。厭世家になったつもりで浮かれた世界を俯瞰することで精神を安定させましょう。
 

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
ラース・フォン・トリアー監督が最も性格の悪さを発揮し、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した、理不尽極まりない『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。「世界一救いがない」とも評される映画では、憐れな主人公にでさえイラッとしてしまうという評が多数。“幸せ”や“善人”のまやかしにあふれた年末年始に喝を入れたくなるはず!
 
『戦場のメリークリスマス』
戦争映画であり、BL映画である『戦場のメリークリスマス』の、男だらけの聖夜の場面を眺めるにつけ感じるのは、Xmasとはホーリーナイトというより、結局乱痴気騒ぎが許される日なのだという事実。大戦中の看守と捕虜の間に生まれた奇妙な愛情を、戦争時ですら浮かれた雰囲気になる年末独特の空気感が下支えするものの、最後にあるのは悲しい結末。「2013年浮かれず騒がず孤独に過ごせてよかった!」と大いに叫ばせてくれること間違いなし。すっきりして2014年が迎えられる……はず。
 
『悪人』
社会で行き場を失った男女2人が犯罪をきっかけに逃避行する物語。でもこの映画のみどころは、軽薄で、無意識の悪意の塊にしか見えないイケメン男子大学生が、犯罪を引き起こすきっかけを作っておきながら、パーティや合コンに勤しむ姿。それに嫌悪感を覚えられればOK。飲み会やパーティをチャラチャラと楽しんでいない自分が、いかに“悪人”から遠ざかっているか確認できるはず。

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