おひとり様専用年越しDVD 2013/12/30(月)

Photo : Aflo

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【処方箋3】”心の清さ”を見つめ直して救われる

心の清さこそ、本物の王子様に救われる近道。でも、「心の清さ」とはピュアなことでは決してない! 辛さや苦しさや妬みや焦燥感を知って、それを乗り越えてこそ本物の美人メンタル。本当の清らかさを見つけられるストーリーはこちら。
 
 
『美女と野獣』
お屋敷で見事な調度品とともに貴族とディナー。聞こえはいいけれど、それは醜さの象徴。見た目に惑わされず、ビーストに果敢に挑み、本物の美しき心を見抜いたときに本物の王子様が現れる……。アニメ史上初のアカデミー賞作品賞ノミニーとなった王道の恋愛映画を観れば、キラキラしたディナーや派手なおせち料理より、目の前にいる人の本性を見極める大切さを改めて学べば年越しの意義も変わってくるかも。
 
『クリスマス・キャロル』
意地が悪く守銭奴の老人が、奇跡により、物欲にまみれた人間たちの悲惨な将来を見せられることで改心するという、まさに“Xmas的”な物語をじっくり味わえば、キラキラして見える年末年始の夜に羨望のまなざしを向けていた自分がバカらしくなり、結果的にザワついた心を鎮めて新年を迎えられるかもしれない物語。最終的に善人として改心する結末も、ベタではあるものの心洗われそう。
 
『クリスマス・ストーリー』
家族が集まるといえば、日本では三箇日。年末年始の家族の風景を重ねるなら、過ぎてしまったといえどもクリスマスの家族映画を借りてくるのがオススメ。“家族愛”を、ものすごくねじれた形で表現した本作品は一筋縄ではいかないフランス映画。崩壊しているというほどでもなく、だけど少しずつ憎み合い、呆れあっている、ものすごくリアルな一家が、母親の病気をきっかけによそよそしくも再集合。“ジョワイユ・ノエル”や“ホーリーナイト”などといったセリフを風に舞うコンビニ袋のごとく吹き飛ばす、毒のある台詞の応酬が小気味よい。“家族で問題を抱え合っているくらいが人間、本当は丁度いいんだよね”。そんな救いを与えてくれる、さすがの映画。

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