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【処方箋2】とことんアゲて救われる
とことんハッピーで前向きな人を見て、落ち込んだ自分を吹っ切るタイプの人はこちらの作品を。ひとりぽっちの年末年始なんてどうでもよくなるほど、自分に忠実に生きることの素晴らしさを思い出しましょう。
『キューティ・ブロンド』
『Legally Blonde』という原題の通り、司法×ブロンド女性という意外な組み合わせでリース・ウィザースプーンを一躍スターにした映画。「ブロンド女性は妻にふさわしくない」と自分をフった議員志望の元彼を振り返らせるため、弁護士を目指すという超ポジティブ思考っぷりに最初はイラっ。でも最終的に弁護士としての才能を見出され、元彼の軽薄さに気づくようになるという開眼の物語としても素敵。
『ホーム・アローン』
天才子役として名を馳せたミラ・クニスの元彼、マコーレー・カルキンのかわいい盛りの姿を回顧する楽しみは脇に置き、年末の忙しなさのせいで両親が子どもをひとり忘れ去ってしまう毒の効いたオープニングと、子どもが大人を駆逐する痛快さが魅力。大人に見捨てられても、危機に会おうとも楽しく過ごす主人公の姿に勇気づけられるはず。ずっとテレビで流しっぱなしにしておいてもいい映画。
『ヘア・スプレー』
ぽっちゃりしていて、でも可愛らしくて……。体型が“不美人”というだけで、底辺に追いやられてしまうスクールカーストの厳しさと、それでもがんばって生きていく、今ハヤりの“マシュマロ系女子”の強さに、孤独な女子も勇気をもらえるはず。今、抱えているコンプレックスこそ、幸福の糧なり! Vivaおひとりさま!!