特集 2017/8/7(月)
NYポップアートをかじってみよう!

5分でロイ・リキテンスタインを語れる5つのプロファイル

アンディ・ウォーホルとならぶポップアート界のもうひとりのアイコン、ロイ・リキテンスタイン。「誰?」「漫画っぽい感じのアートだったような……。」くらいしか知らなくても、これを読めば5分で知った気に! プラダ美術館で公式ガイドも務める“サラワカ”こと若柳サラさんがリキテンスタインを語るために必要な5つのプロファイルを解説。

ウォーホルとは「正反対」

プロファイルその2:ウォーホルとは正反対の“いいコ”
 
1923年、ロイ・リキテンスタインは上流中産階級のユダヤ系両親の元、ニューヨークに生まれた。とても真面目な性格で音楽やアートを好み、オハイオ州立大学ではファインアートを専攻。当時世間を賑わせていたアーティストの多くが、作品においても私生活においても奇抜さやクレイジーさを存分に発揮していたのに対し、リキテンスタインは同大学の修士号を取得したのちも講師として携わるなど、ある意味「正統派な」アーティストと言える。そのような点では非常に地味で話題性に欠けるとも言える彼が、なぜこんなにも世間を揺るがす大物アーティストのひとりとして歴史に名を刻んでいるのか?

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Text: Wakapedia

  • 若柳サラ/ エディター、クリエイター。ミラノ生まれ、ミラノ育ち。ミラノ大学 Comunication in arts marketing学科卒。パリ第三大学ソルボンヌ・ヌーベルMédiation Culturelle de l'Art修了。日伊英仏の国際的クリエイターが共同で発信する、アート&ファッションメディア「Wakapedia」主宰。『ロフィシエル イタリア』のコントリビューティング・エディターやプラダ財団公式日本語ガイドも務める。パオロ・ソレンティーノ監督に請われてアカデミー外国語賞受賞作『グレート・ビューティー/追憶のローマ』にカメオ出演もするなど現地では“サラワカ”としてマルチな才能を発揮している。

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