#3:5分間瞑想する
「Simple Habit」のCEO、ユンナ・キムは、2015年にEコマース会社「Wish」に買収されたスタートアップ事業「Locket」をやっている時、燃え尽き症候群に苦しんだ。「ビジネスモデルを変えたために、私はほぼチームの半分を一時解雇しなくちゃいけなかったの」と説明する。「その時とても悲しかったわ。だって、彼らの多くは私にとって友人同然だったから」
そんなとき、瞑想をやってみたところ、自分への深い思いやりが生まれ、会社の災いに対する罪悪感を全部受け止めてしまわないよう助けてくれたという。以来、彼女は5分間の瞑想を1日に数回、毎日実践するように。
そして、瞑想は彼女が新しい会社「Simple Habit」でスタートアップの状態に戻ったときも、どうやったら状況に感謝して、人生をより楽しむかを教えてくれたと語る(ちなみに「Simple Habit」はオンデマンドで瞑想のためのプラットフォームを提供するサービスだ)。ストレスへの対処の仕方にも大きな変化が。「仕事に過剰な期待をかけたり、消耗することが減ったわ。元気付けられて、物事を成し遂げることによりエキサイトするようになったの」
Translation & Text: Naoko Ogata Photo: Getty Images