セクハラ、モラハラ、社内恋愛……対処法とは?
―「セクハラ」に対してのうまいリスクヘッジ法を教えてください。
大吉:それはもう「会社のコンプライアンス」をチラつかせるに限ります!
―飲みの席でのボディタッチのリスクから逃れるには?
大吉:逆の立場からいうと、飲み会でセクハラできない人って、シラフの人なんです。お酒飲んでると、無礼講じゃないですけど、翌日も「お互い酔っぱらってたからあんなことも言い合えたね」ってなるんですが、シラフの人はそういうわけにもいかないですから。飲んでないほうがおじさんも近づきにくいはず!
―「モラハラ」に対して、相手に嫌な思いをさせないで、ちょっぴり反撃する方法を教えてほしいです。
大吉:年賀状の宛名をちょっとだけ間違う……とかね。向こうも気づかないレベルの嫌がらせをすれば気が済みます。もっといいのは、そもそも腹を立てないことです。
―では、「職場恋愛」におけるリスクヘッジってありますか?
大吉:僕はクラス替えがあるたびに好きな人を作るタイプでしたから。しょっちゅうそういう局面に立ってました。なにせ自分の半径何メートルくらいにしかそういう感情がわかないタイプなんで。
―職場で恋愛、おおいに結構!ですか
大吉:はい、推進派です。
―じゃあ告白もおおいにOK!ですか?
大吉:いや、告白なんてしません。そんなの愚かな行為だと思います。向こうが自分のことを好きだと確信があったとしても言わないです。少しでもリスクがあるところには飛び込みません。
―では告白させるように仕向けるとか?
大吉:いや告白するまで「待つ」です。はい。「僕のことどう思う?」くらいは言うかもしれませんが、絶対に核心には触れません!
―向こうの想いが確信もてないままの告白なんて……?
大吉:もってのほか!です。時間のムダです(きっぱり)。
―でも思いは伝えたい!じゃないですか。
大吉:うーん。みんなドラマとか観すぎなんですよね。伝えた時点で終わりじゃないですか。思ってるときがいちばん楽しいのに。伝えてどうすんだって。
―え、でもそれで付き合いが始まったらもっと楽しいじゃないですか。
大吉:でもねえ、始まったら始まったで大変というか。それで結婚までいったらいいですけど。なんでもそうなんですけど、欲しいものがあって、それに向けて貯金しているときがいちばん楽しいんです。手に入っちゃうと、いつか飽きちゃうし、ほかのものが欲しくなっちゃうというか……。
―あまり衝動買いはしないタイプ?
大吉:欲しいものがあったらひと晩、ふた晩絶対寝かせますね。
―それが売れちゃったらどう思うのですか?
大吉:服だったとして、多分僕が着たら似合わなかったんだろうな、って思うようにします。今頃、袖口ほつれるんじゃないかな?危ない危ない……なんて思ったりします。実際にほつれるなんてことはないんですけどね。すべて自己完結すればいいんです。
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Profile : 博多大吉(はかた・だいきち)
お笑い芸人。1990年デビュー。芸人界でもファンの多い福岡出身の博多華丸・大吉コンビ。現在、ピンでの活躍も目覚ましく、TBSラジオ「たまむすび」水曜レギュラー、フジテレビ「ノンストップ」木曜レギュラーなど、地味キャラと高い話術で人気者に。 ルミネtheよしもと、よしもと幕張イオンモール劇場などで定期的に舞台にも出演中。
ルミネtheよしもと(5月17日、22日、31日出演予定)
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よしもと幕張イオンモール劇場(6月22日出演予定)
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