いま最も気になる男の子、菅田将暉くんに大接近!
エル・オンラインが話題の日本人BOYに会いにいく新連載がスタート。記念すべき第一回は、最年少ライダーとして注目され、『共喰い』で知る人ぞ知る存在になり、先頃のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で大ブレイクを果たした菅田将暉くんにフィーチャー!
しんどい役ほどやりがいがある
今シーズンも『そこのみにて光輝く』『闇金ウシジマくん Part2』と出演映画が次々と公開、能年玲奈さんと共演する話題作『海月姫』への出演も発表され、その勢いは盛り上がるばかりの菅田将暉くん。「ごちそうさん」の好青年が『そこのみ~』では過去に罪を犯した役どころに挑戦。ところが子犬のようにピュアな役どころが意外とぴったり。役柄によって、髪型、ファッションを自在に操り、毎回、印象が変えるその姿はまるでカメレオンのよう。実際の彼は一体、どんな人? 気になるあれこれを聞いてきました。
―『共喰い』もそうでしたが、『そこのみにて光輝く』もまた大変、ヘビーな作品ですね。
台本が面白かったので、素直にやりたいなと思いました。文芸作品が原作で、邦画として何とも言えない魅力がある。ジャンルにカテゴライズして、決めているわけではないですけど、年に一本、しんどいけれども、こういうのをやっていきたいと思ってます。
―やはり、しんどかったですか。
地方ロケでずっと泊まり込みですし、精神的にあまり余裕のない役でもありましたから。撮影が終わって部屋に戻ってきた時、リセットしたくなるので、地方ロケでは必ず古本屋さんを見つけて、マンガを大量に買うんです。あとはお笑いを見たり。今回は北海道に行っている間に、マンガが60冊くらいになりましたね。撮影が終わったら、全部、売って帰ります。
―なぜマンガなんですか。
台本とにらめっこばかりしていても、キリがないし、どんどん、悶々としてきて、寝れなくなってしまう。別のことを考えるためにという作業ですね。
―じゃあ、一日の終りに?
そうです。例えば、ずっと風呂に浸かりながらとか、寝る前に読みます。
―今回は何を読んでいたんですか。
そのときに出会ったものだと『ブラック・ジョーク』。スタイリッシュで好きでした。あとは、別にこれは宣伝ではないんですが、たまたまホテルのロビーに置いてあった「闇金ウシジマくん」。読むと、余計、疲れるんですよ(苦笑)。それでも、グロいなぁと思いながら読むうちに、そのグロさや人間心理が逆に刺激になって、「明日から、頑張ろう」という気持ちになったりもするんです。
―その『闇金ウシジマくん Part2』にも出演していますね。
出演が決まったのは撮影の直前だったんです。だから、その時は全く知らずに、普通に読んでました。
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<プロフィール>
すだまさき/1993年2月21日生まれ、大阪府出身。第21回「ジュノンスーパーボーイコンテスト」ファイナリスト。2009年に『仮面ライダーW』で俳優デビュー。以降は「泣くな、はらちゃん」「35歳の高校生」「ごちそうさん」などの人気ドラマに加え、『王様とボク』『男子高校生の日常』『陽だまりの彼女』など立て続けに映画に出演。主演作『共喰い』では、ロカルノ映画祭コンペティション部門に正式出品を果たし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。今年は『そこのみにて光輝く』(現在公開中)『闇金ウシジマくんPart2』(5月16日公開)、『チョコリエッタ』(今夏公開予定)、『海月姫』(12月公開)など待機作多数。
<作品紹介>
『そこのみにて光輝く』
出演/綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也、火野正平、伊佐山ひろ子ほか
ストーリー/仕事を辞めて何もせずに生活していた達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で気が荒いもののフレンドリーな青年、拓児(菅田将暉)と出会う。拓児の住むバラックには、寝たきりの父親、その世話をする母親、そして姉の千夏(池脇千鶴)がいた。達夫と千夏は互いに思い合うようになり、ついに二人は結ばれる。ところがある日、達夫は千夏の衝撃的な事実を知り……。
4月19日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。
Photo: Kisimari(Femme) Styling: Shogo Ito Hair&makeup: Emi Iwata Text: Aki Takayama (C)2014 佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会
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