【おまけ】愛妻家の監督、次回作は“ファッション界”が舞台!
リューベン・オストルンド監督は雑談の中で、奥様がファンション・フォトグラファーだと話してくれた。次回作として語っていた『TRIANGLE OF SADNESS』は、ファッション業界を描いた作品になる予定だ。
実は“TRIANGLE OF SADNESS”とは眉間の皺のこと。
「いろんな憂い事があると眉間に皺がよってしまうけれど、ボトックスなら15分くらいで治るよ、っていう映画です」と教えてくれた。
インタビュー後、ひとり「エル・ジャポン」の本誌をスマホで撮影している監督に「日本の雑誌は珍しいですか?」と聞くと「今から妻にメールで写真を送ってみるよ」と笑顔で応える愛妻ぶりを垣間見た。
text: Takeo Matsuzaki Photo: © 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production /Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS, Aflo, Getty Images
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松崎健夫(まつざき・たけお)
映画評論家。『キネマ旬報』などに寄稿し、『WOWOWぷらすと』『ZIP!』『japanぐる〜ヴ』に出演中。共著『現代映画用語事典』ほか。
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『ザ・スクエア 思いやりの聖域』
監督・脚本:リューベン・オストルンド
出演:クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー他
配給:トランスフォーマー
4月28日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、立川シネマシティ他 全国順次公開
http://www.transformer.co.jp/m/thesquare/