3. 地元のお店で買い物する
スーパーマーケットで販売される食品は過剰包装が多く、しかもリサイクル不能な素材が使われていることも多いという。「ゴミを減らす最も有効な手段は、スーパーでの買い物をやめること。スーパーで販売されている食品や食材は、すべて何かでパッケージングされていますから」とイングリッドさん。「かわりに地元の八百屋、パン屋、肉屋、魚屋、チーズ専門店などに行けば、包装されていない食品が売っていますよ。私はファーマーズマーケットに行くのが大好きなのですが、そこでは過剰な包装がされていない有機食品を買うことができます」。
そうはいっても、仕事や家事で忙しいときは、スーパーでの買い物の方が利便性が高いのも事実。そんなときは、ビニール袋やプラスチック容器に入った野菜や果物ではなく、バラ売りのものを選べばOK。

4. メニューを決めてから買い物に行く
食べ物を捨てることは、お金を捨てるのと同じこと。それに、丹精込めて作った料理を捨てなければならないとしたら、悲しい気分にもなる。だからこそ毎日の献立をよく考えて、必要なものを必要な分だけ買うようにするのが大切だという。「1週間分のメニューをあらかじめ決めてから買い物に行けば、無駄なものを買わずに済みますし、買い物自体が楽になりますよ」。

5. 食材は下処理して、冷凍する
料理をしようと冷蔵庫の野菜室を開けたら、中の野菜が腐っていたり、干からびていたりして、テンションが落ちた経験がある人は多いはず。でもこれ、保存する前に適切な下処理さえしておけば、防げる過ちだとイングリットさん。「野菜は下茹でしておくと、冷蔵庫での保存期間を長くすることができます。まとめ買いしたときは、小分けにして冷凍しておけば、上手に使い切ることができますよ」。また、イングリッドさんは、小麦粉、ハーブ、スパイス、オリーブオイルなどを常備しておき、冷蔵庫の残り物を使ったレシピのレパートリーを増やすことを推奨している。