特集 2016/1/2(土)
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「ノマ」の立ち上げの裏にこの人あり、 クラウス・マイヤーって誰?

2015年1月、日本への期間限定オープンでも話題となったコペンハーゲンの「ノマ」。「世界のベストレストラン」のランキングで常連となったその快挙は、食の仕掛け人、クラウス・マイヤー氏抜きには、語ることができない。

クラウスが「ラディオ」を訪れるのは、月に一度ほど。ふたりのシェフと話すのは、お互いの近況報告。

日本での北欧のイメージは、家具や建築などのモダンデザイン、高度な福祉や風力発電による環境にやさしい国々。食についての情報は乏しく、グルメとは縁遠い印象だった。そんななか、2010年に英『レストラン・マガジン』による「世界のベストレストラン50」で、コペンハーゲンの「ノマ」が1位を獲得し、一躍注目を浴びたのは記憶に新しい。そして、接近戦が続く中、2015年も3位の位置を保持、世界で最も予約が取りにくいレストランのひとつとなり、シェフのレネ・レツェッピは、米『タイム』誌の表紙を飾り、「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。
 
そんな「ノマ」の成功の裏に、オーナーのひとりで、「ニュー・ノルディック・キュイジーヌ(新・北欧料理)」を推進してきた国民的な食の仕掛け人、クラウス・マイヤーがいることは、意外に知られていない。彼が「ノマ」を始めたきっかけや、ニュー・ノルディック・キュイジーヌに対する考えを聞いた。

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photo: Mia Maria Peterson coordination&text:Chieko Tomita

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