砂糖をやめると、あなたの体に起りうる9の変化とは?
疲れたときに無性に欲しくなる糖分。砂糖を摂取すると気分が高揚し、いわゆるシュガーハイの状態になることはよく知られているけれど、その後急激に血糖値が下がって気持ちも体力も落ちてしまうという弊害も。デメリットが多く語られがちな砂糖について、あらためて調べてみた。
7. 精神状態が改善するかもしれない
砂糖と精神衛生が関連していることを、意外に思う人もいるかもしれない。だけど、これは最近実施された研究よって、その因果関係が明らかになっている。「砂糖の大量摂取は気分の落ち込み、不安症、その他の精神疾患のリスクの高まりと関連することが研究によってわかりました」とジェナさん。とりわけ、砂糖と不安症の関連性は顕著だという。「必ずしも砂糖の摂取が不安症を引き起こすわけではありませんが、血糖が急激に上下し、アドレナリンとインシュリンの分泌がコンスタントに行われていると、すでに不安症を抱えている人はその症状が悪化してしまう恐れがあります。食事を変えたからといって不安症が治るわけではありませんが、不安症に伴ういくつかの症状は改善する可能性があります」
8. 気分が向上するかもしれない
砂糖摂取をコントロールすることは、ホルモンにも影響するという。「砂糖は、脳由来神経栄養因子(BDNF)と呼ばれるホルモンを抑制することがわかっていて、新しい神経細胞を増やす必要があります。気持ちが落ち込みやすい人はBDNFが低いので、砂糖を抑制することで沈んだ気分やうつ症状が改善されるかもしれません。砂糖をやめると、BDNFのレベルが正常に戻り、結果として気分が向上する効果が期待できますよ」
original text : Catriona Harvey-Jenner translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
-
>>『delish』のオリジナル記事はこちら
※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。