砂糖をやめると、あなたの体に起りうる9の変化とは?
疲れたときに無性に欲しくなる糖分。砂糖を摂取すると気分が高揚し、いわゆるシュガーハイの状態になることはよく知られているけれど、その後急激に血糖値が下がって気持ちも体力も落ちてしまうという弊害も。デメリットが多く語られがちな砂糖について、あらためて調べてみた。
3. 体重が減るかもしれない
必ず減量ができると保証されているわけではないけれど、砂糖の摂取量を大幅に減らすことが、減量につながることが多いそう。「砂糖はエンプティカロリーを供給し、グレリンという空腹ホルモンを刺激するので、食欲がアップします。そうなると、食べすぎるリスクが高まり、満足感が長時間持続しない食べ物を欲しがってしまうのです」と、ジェナさんは解説する。また、紅茶やコーヒーに砂糖を入れる習慣がある人は、知らず知らずのうちにカロリー摂取量が増え、糖分を蓄積している傾向に。スプーン2杯分の砂糖を入れた紅茶を毎日3杯飲む場合、プラスで92kcal分も余計に摂っていることになるとか。「この量は、1日のカロリー摂取量の5%近くに相当します。これを無意識に摂っているのが問題ですね。これは砂糖24gになるのですが、1日当たりの砂糖の推奨摂取量が30gであることを考えると、かなりの量といえます。砂糖の摂取量を制限すれば、エンプティカロリーの摂取量も減るため、血糖の急激な上下がなくなり、砂糖を摂りすぎるリスクを軽減できます」
4. 睡眠の質が改善するかもしれない
「砂糖の大量摂取は、質の良い睡眠を維持するためのメラトニンの分泌を遅らせてしまいます」と、ジェナさん。睡眠不足になると、体がより多くの砂糖を必要とし、しかもその状態が続くという。「研究の結果、睡眠不足は血糖バランスに異常を生じさせ、それが原因となってさらに多くの砂糖を欲してしまうことがわかっています」
original text : Catriona Harvey-Jenner translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。