乳製品をやめると、あなたの体に10の変化が起きる!
食品と健康について語られるときに、頻繁に題材になるのが牛乳。牛乳は、専門家の間でも体に良いという説と悪いという説が真っ二つに分かれる食材の代表格。でも、どうしてそう言われているのかの根拠は知ってる? それぞれの立場から乳製品のメリットとデメリットをチェックしてみよう。
多くの栄養士は、アレルギーといったよほどの理由がない限り、特定の食品群を完全に避けることを推奨してはいない。なぜなら、どの食品群にも、それぞれ異なる欠かせない栄養分が含まれていて、それが体を正常に機能させる栄養素やエネルギーを供給してくれるから。それでも、どうしても乳製品を断たなくてはいけなくなった場合、体には何らかの変化が起こることが予想される。健康推進アプリ「ライフサム」で専属栄養士を務めるフリーダ・ハルジュ=ウエストマンさんが、どんな理由でどのような影響が起こりうるかを解説してくれた。
1.頭痛の頻度が減るかもしれない
これは、チーズに含まれる天然の化学物質、チラミンが関係している。人によっては、チラミンが原因で偏頭痛を起こしてしまうのだそう。「片頭痛を含む頭痛の症状に頻繁に悩まされている人の中には、チーズなどの乳製品を避けることで軽減できる可能性があります」と、フリーダさん。ただし、ときに逆効果になることもあるらしい。フリーダさんは、「乳製品は重要なビタミンB2を含んでいますが、これが欠如すると片頭痛が生じてしまうことがあるのです」と指摘する。乳製品を完全にシャットアウトすることにしたら、不足しがちなビタミンB2を豊富に含むきのこ類、アーモンド、ほうれん草を食べ、欠乏症を予防することが望ましい。
original text : Cat Harvey-Jenner translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara photo : Getty Images
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※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。